アルソックとセコム違いを徹底比較！料金・サービス・評判で選ぶ

ご自宅や大切なご家族、財産を守るためにホームセキュリティの導入をご検討中の方にとって、「アルソック」と「セコム」は最も有力な選択肢ではないでしょうか。しかし、両社のサービスにはどのような違いがあるのか、どちらがご自身のニーズに合っているのか、判断に迷うこともあるかと思います。

この記事では、アルソックとセコム違いを徹底的に比較し、お客様が最適なホームセキュリティを選べるよう、料金プラン、サービス内容、緊急出動体制、そして実際に利用されている方の口コミや評判まで、網羅的に解説いたします。ぜひ、ご自身のライフスタイルや重視するポイントと照らし合わせながら、最適なセキュリティサービスを見つけるためにお役立てください。

• アルソックとセコムの料金や初期費用の詳細がわかる
• 両社のサービス内容や補償の充実度を比較できる
• 緊急出動時間や拠点数の違いから安心感を判断できる
• 契約や解約時の注意点、口コミ評判から総合的な評価が把握できる

アルソックとセコムの基本を徹底比較

• アルソックとセコムの料金プランを比較
• ALSOKとSECOMのサービス内容の違い
• 緊急出動時間と拠点数の違い
• 契約・解約に関する注意点

アルソックとセコムの料金プランを比較

ホームセキュリティを導入する際、多くの方が最も気になるのは料金ではないでしょうか。アルソックとセコムは、初期費用や月額料金、契約形態においてそれぞれ特徴があります。

まず、初期費用について見ていきましょう。アルソックでは、初期費用0円の「ゼロスタートプラン」を提供しており、導入時の費用を抑えたい方に大変魅力的です。一方、セコムのレンタルプランでは保証金が必要となりますが、契約満了時には返却される仕組みです。

月額料金では、全体的にアルソックの方がリーズナブルな設定であることが多い傾向にあります。ただし、セコムも料金プランの改定により以前よりも割安感が出ており、特に盗難・災害補償が標準装備されている点を考慮すると、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

ALSOKとSECOMのサービス内容の違い

アルソックとセコムは、基本的な防犯・防災サービスに加えて、それぞれ独自の強みを持っています。

ALSOKのサービス内容

アルソックの「HOME ALSOK Connect」は、24時間365日ガードマンが駆けつけるオンラインセキュリティです。各種センサーが異常を感知すると警告音で威嚇し、ALSOKに通報が入ります。

特に、防犯カメラとスマートフォンアプリとの連携が充実している点が特徴です。アプリを通じてリアルタイムで家の様子を確認できるほか、異常時には通知を受け取ったり、遠隔で音声威嚇を行うことも可能です。また、窓の閉め忘れお知らせ機能や、スマートフォンを持っているだけで警備が自動解除・ワンタッチで開始できる機能など、日常の使いやすさに配慮したサービスが豊富にあります。

前述の通り、アルソックでは火災や盗難の被害に遭った場合に一律10万円の災害見舞金が支払われる制度があります。さらに、ご高齢者様向けには「HOME ALSOK みまもりサポート」として、ライフリズム監視サービスやペンダント型非常押しボタンなど、安否確認に特化したサービスも提供しています。

SECOMのサービス内容

セコムは、「ホームセキュリティ」という言葉を最初に生み出したパイオニアです。防犯、火災監視、非常通報の3つの基本サービスを軸に、侵入や火災などの異常を感知すると緊急対処員が迅速に駆けつけます。外出時はもちろん、在宅時の強盗対策まで、24時間365日体制で住まいを見守ります。

セコムの大きな特徴として、盗難・災害時の補償が標準装備されている点が挙げられます。現金・貴金属の盗難に対して最大50万円、家財の盗難に対して最大200万円といった手厚い補償は、万が一の事態に備えたい方にとって大きな安心材料となるでしょう。

また、セコム独自開発のGPS機能「ココセコム」は、緊急時に一番近くにいる警備員が迅速に駆けつけることを可能にしています。住宅の区画を最大5つに分けて警備設定ができるなど、カスタマイズ性も高いといえます。

緊急出動時間と拠点数の違い

緊急時の駆けつけ時間は、ホームセキュリティを選ぶ上で非常に重要な要素です。異常事態発生時、警備員がいかに早く現場に到着できるかは、被害を最小限に抑えるために不可欠です。

セコムとアルソックは、共に全国に多数の緊急発進拠点を配置しています。

• SECOM（セコム）：全国約2,500～2,800ヶ所以上（2025年3月末時点）
• ALSOK（アルソック）：全国約2,400ヶ所以上

セコムは業界最多の拠点数を誇り、アルソックもそれに匹敵するトップクラスの拠点数を確保しています。このような多数の拠点を背景に、両社ともに通報から自宅への駆けつけ時間は5～15分程度とされており、時間的な大きな差はないといえるでしょう。

警備業法では、通報から25分以内に現場へ到着することが義務付けられています。各社ともこの基準をクリアし、より迅速な対応を目指しています。ただし、具体的な到着時間は、緊急発進拠点からご自宅までの距離や交通状況、時間帯などによって変動する可能性があることをご理解ください。詳しい時間については、契約前に担当者へ確認することをおすすめします。

なお、どちらの会社も月々の契約料金に緊急出動費用が含まれており、原則として追加料金は発生しません。ただし、アルソックではお客様からの依頼による駆けつけの場合、1回につき7,700円（税込）が発生するケースもあります。

参照: 警備業法 e-Gov法令検索

契約・解約に関する注意点

ホームセキュリティは長期契約が一般的であるため、契約内容や解約時のルールを事前に把握しておくことが大切です。

ALSOKの契約・解約に関する注意点

アルソックでは、原則として解約金がかからない場合が多いとされています。しかし、契約期間中に解約する場合、残存期間に応じた解約金が発生する可能性があります。例えば、月額料金の2/3に相当する金額が残りの期間分請求されるといったケースです。また、レンタル機器を契約している場合は、残債を一括で支払う必要が生じることもあります。

機器の撤去費用についても、1万円から2万円程度かかる場合があります。特に「HOME ALSOK みまもりサポート」では11,220円（税込）と具体的な費用が提示されていますので、契約時に確認しておくことが重要です。

SECOMの契約・解約に関する注意点

セコムも同様に、解約時には撤去工事費として1万円から2万円、そして残りの契約期間分の費用が発生する場合があります。レンタルプランで支払った保証金20,000円は契約満了時に返却されますが、途中解約の場合は条件が異なる可能性もあります。

両社ともに、契約期間は5年程度が一般的です。契約前に、解約の条件や費用について担当者にしっかりと確認し、書面で保管しておくことを強くおすすめいたします。

あなたに最適なホームセキュリティを選ぶポイント

• 防犯カメラサービスと警備会社の役割
• 個人宅向け・法人向けセキュリティの選択
• アルソックとセコムの口コミ・評判
• 両社のメリット・デメリットを整理
• 失敗しないホームセキュリティの選び方
• 【目的別】おすすめのホームセキュリティ
• まとめ：アルソックとセコム違いの最終判断

防犯カメラサービスと警備会社の役割

近年のホームセキュリティでは、防犯カメラが重要な役割を担っています。単に映像を記録するだけでなく、警備会社との連携により、より高度なセキュリティを実現します。

アルソックの防犯カメラは、スマートフォンアプリとの連携に優れています。リアルタイムでの映像確認はもちろん、異常感知時の通知や、遠隔からの音声威嚇も可能です。不審者を早期に発見し、威嚇することで侵入を未然に防ぐ効果が期待できます。

一方、セコムの防犯カメラは、鮮明な画像記録や長時間記録といった基本性能に加え、カメラへのいたずらや妨害行為を感知する機能も備えています。カメラ自体への攻撃も想定した、より堅牢なシステムといえるでしょう。

重要なのは、防犯カメラや防犯ライトだけでは、緊急事態にガードマンがすぐに駆けつけるホームセキュリティとは異なるという点です。警備会社が提供する防犯カメラサービスは、監視体制や緊急対応と連携しているため、単体で設置するよりもはるかに効果的です。

個人宅向け・法人向けセキュリティの選択

アルソックとセコムは、どちらも個人宅向けと法人向けの両方で幅広いセキュリティサービスを提供しています。

個人宅向けサービス

アルソックは「HOME ALSOK Connect」「HOME ALSOK みまもりサポート」「HOME ALSOK アパート・マンションプラン」など、多様なニーズに応じたプランが充実しています。高齢者の見守りサービスや、女性向けのストーカー対策サービスなど、きめ細やかなサービスが特徴です。

セコムは「セコム・ホームセキュリティNEO（戸建て）」「セコム・ホームセキュリティ スマートNEO（マンション）」といった基本的なプランに加え、防災・火災対策、保険、家事サポートなど、住まいに関わる総合的なサービスを展開しています。親の見守りプランも提供しており、安心して利用できる体制が整っています。

法人向けサービス

両社ともに、事務所、店舗、ビル、工場など、さまざまな業務施設に対応した法人向けサービスを提供しています。機械警備やオンラインセキュリティはもちろん、情報セキュリティ、入退室管理システム、設備メンテナンスなど、企業活動を多角的にサポートするサービスが揃っています。

職住一体型住宅の場合、セコムでは比較的リーズナブルな価格で万全なセキュリティを利用できるプランもありますので、該当する方は相談してみる価値があるでしょう。

アルソックとセコムの口コミ・評判

実際に利用している方の口コミや評判は、サービスを選ぶ上で非常に参考になります。両社の一般的な評価をご紹介しましょう。

ALSOK（アルソック）の口コミ・評判

良い口コミとしては、「料金がリーズナブルで導入しやすい」「初期費用を抑えられるゼロスタートプランが魅力的」「スマホ連携機能が便利で使いやすい」といった声が多く聞かれます。柔軟なプラン設定や、ユーザー目線の機能が評価されているようです。

一方で悪い口コミとして、「誤作動が時々ある」「対応に遅さを感じたことがある」といった、機器の精度やサポート品質に疑問を持つ声も一部見られます。ただし、これは個別の体験に基づくものであり、一概にサービスの質を決定づけるものではありません。

SECOM（セコム）の口コミ・評判

良い口コミでは、「業界最大手ならではの安心感がある」「ガードマンの駆けつけが早い」「補償内容が充実していて心強い」「機器の品質が良い」といった声が多く寄せられています。特に、豊富な拠点数と手厚い補償は高い評価を得ています。独自開発のGPS機能「ココセコム」による迅速な対応も、信頼につながっています。

悪い口コミとしては、「アルソックと比較すると費用が高く感じる」という意見が挙げられます。しかし、前述の通り、補償内容の充実度を考慮すると、必ずしも割高とはいえないでしょう。

両社のメリット・デメリットを整理

これまでの情報を踏まえ、アルソックとセコムのメリット・デメリットを簡潔にまとめます。

ALSOK（アルソック）のメリット・デメリット

メリット

• 比較的リーズナブルな料金設定で、コストパフォーマンスに優れています。
• 初期費用0円の「ゼロスタートプラン」があり、導入費用を抑えられます。
• 柔軟なプラン選択が可能で、必要なサービスをカスタマイズしやすいです。
• スマートフォン連携など、ユーザーの利便性を追求した機能が充実しています。

デメリット

• セコムと比較すると、盗難・災害時の補償内容が手薄な場合があります（一律10万円の見舞金）。
• お客様依頼による駆けつけには別途料金が発生するケースがあります。

SECOM（セコム）のメリット・デメリット

メリット

• 業界No.1の契約数と売上を誇り、圧倒的なブランド力と信頼性があります。
• 緊急発進拠点が業界最多で、迅速な駆けつけが期待できます。
• 盗難・災害時の補償が標準装備されており、非常に充実しています。
• 独自開発のGPS機能「ココセコム」により、緊急時の対応が迅速です。

デメリット

• アルソックと比較すると、費用が高くなる傾向があります。
• レンタルプランの場合、初期費用として保証金が必要になります。

失敗しないホームセキュリティの選び方

アルソックとセコムのどちらを選ぶにしても、ご自身のニーズに合ったサービスを選ぶことが最も重要です。失敗しないための選び方のポイントをいくつかご紹介します。

これらのポイントを踏まえ、まずは複数の会社から資料請求や見積もりを取り寄せて、比較検討することをおすすめします。担当者に直接質問し、疑問点を解消することも大切です。

【目的別】おすすめのホームセキュリティ

これまで解説してきた内容から、目的別におすすめのホームセキュリティをまとめます。

セコムをおすすめする人

• 業界最大手の安心感や信頼性を最も重視する方。
• 盗難・災害時の補償内容の充実度を求める方。
• 緊急時の駆けつけ体制（拠点数）を重視し、より高い安心感を求める方。
• 高齢者の見守りサービスを手厚く利用したい方。

アルソックをおすすめする人

• 費用を抑えたい、リーズナブルな料金で利用したい方。
• 初期費用をかけずに導入したい方（ゼロスタートプラン）。
• 柔軟なプラン選択やカスタマイズ性を重視する方。
• スマートフォン連携など、ユーザー目線の機能が充実していることを重視する方。

上記以外にも、地域特化型のサービスや、工事不要で導入できる簡易型のセキュリティサービスもありますので、選択肢の一つとして検討してみるのも良いでしょう。たとえば、関西エリアであれば「関電SOS」が料金の安さで知られていますし、ソニーグループの「MANOMA（マノマ）」は、必要な防犯機器をセレクトして導入できる柔軟性が魅力です。SIM回線を使用し、契約期間の縛りがない「leafee（リーフィー）」なども注目されています。

参照: 警察庁 警備業について

まとめ：アルソックとセコム違いの最終判断

アルソックとセコムは、日本のホームセキュリティ業界を牽引する二大巨頭です。それぞれのサービスには強みと特徴があり、どちらが「優れている」と一概に断じることはできません。

最終的な判断は、お客様ご自身の価値観とニーズによって異なります。以下に、記事全体の要点を箇条書きでまとめました。

• アルソックは初期費用を抑えたい方や、柔軟なプランを求める方に向いている
• セコムは業界トップの実績と手厚い補償、豊富な拠点で安心感を重視する方におすすめである
• 料金プランは初期費用と月額料金だけでなく、長期利用時の総額や解約時の費用も比較すべきだ
• サービス内容は防犯、火災、非常通報に加え、見守りやスマホ連携などの付加価値も確認する
• 緊急出動時間は両社ともに大きな差はないとされるが、拠点数の多さはセコムが優位だ
• 防犯カメラサービスは警備会社との連携で真価を発揮する
• 個人宅、法人、高齢者向けなど、自身の状況に合ったプランを選ぶ必要がある
• 口コミや評判は参考になるが、最終的には自身のニーズで判断することが重要だ
• メリットとデメリットを比較し、何を優先するかを明確にする
• 契約・解約時の条件や費用は必ず事前に詳細を確認しておくべきだ
• ホームセキュリティ選びでは複数の会社から見積もりを取り、比較検討することが大切である
• インターネット回線が別途必要ないプランも多く、停電時にも対応できる
• 設置するセンサーや機器の種類、家の大きさによって料金は変動するため注意が必要だ
• 価格だけでなく、サービス品質やアフターサポートも考慮に入れる必要がある
• 見守りサービスは、離れて暮らす家族の安否確認にも役立つ

この記事が、お客様がアルソックとセコム違いを理解し、ご自身にとって最適なホームセキュリティを選ぶための一助となれば幸いです。安心できる毎日を送るために、ぜひ慎重な選択をしてください。

参照: 警備員の安全衛生に関するQ&A