アレジオン眼瞼クリームは市販なし!処方で入手

アレジオン眼瞼クリームは市販なし!処方で入手

アレルギー性結膜炎による目のかゆみやまぶたの腫れに悩むあなたへ。「アレジオン眼瞼クリーム」という、まぶたに塗る画期的な治療薬をご存知でしょうか?「どこで買えるの?」「市販されてる?」そんな疑問にお答えします。

このアレルギー性結膜炎治療薬は、世界初のクリームタイプとして注目されています。しかし、一般的な市販薬とは異なる購入方法が求められます。ここでは、アレジオン眼瞼クリームの入手方法から、その効果、正しい使い方、さらには既存の点眼薬との違いまで、詳しく解説いたします。

この記事を読むことで、以下の情報が得られます。

  • アレジオン眼瞼クリームが市販されているかどうかが明確に分かります
  • お近くのドラッグストアやネット通販での購入可否を理解できます
  • アレジオン眼瞼クリームを実際に手に入れるための具体的な方法が分かります
  • まぶたのかゆみに効く他の市販薬の選択肢も知ることができます

アレジオン眼瞼クリームは市販で買える?

  • アレジオン眼瞼クリームは市販されていない
  • ドラッグストアでアレジオン眼瞼クリームは買える?
  • アレジオン眼瞼クリームはネット通販可能?

アレジオン眼瞼クリームは市販されていない

アレジオン眼瞼クリームは市販されていますか?」というご質問は多く聞かれますが、残念ながら、このお薬は一般の薬局やドラッグストアでは購入できません。アレジオン眼瞼クリームは、2024年5月22日に発売されたばかりの新しいお薬で、医師の処方箋が必要な医療用医薬品に分類されています。

ユーザー: アレジオン眼瞼クリームって、なんで市販されていないんですか?

ライター: 医療用医薬品は、医師の診察に基づいて症状や体質に合わせた処方が必要なお薬です。安全かつ効果的に使用するためには、専門家による判断が不可欠なのです。

アレルギー性結膜炎は目の症状だけでなく、全身のアレルギー反応と関連している場合もあります。そのため、医師が患者さんの状態を総合的に判断し、最も適切な治療法としてアレジオン眼瞼クリームを処方するという流れになります。

ドラッグストアでアレジオン眼瞼クリームは買える?

前述の通り、アレジオン眼瞼クリームはドラッグストアで購入することはできません。多くのドラッグストアで販売されているアレルギー治療薬は一般用医薬品(市販薬)であり、医療用医薬品とは区別されています。

注意点

一部のウェブサイトや個人間の取引などで、アレジオン眼瞼クリームと称する製品が販売されているケースも散見されます。しかし、これらは医薬品医療機器法に違反する違法な販売行為である可能性が高く、健康被害のリスクを伴います。安全のためにも、正規のルート以外からの購入は絶対に避けてください。参照:厚生労働省 医薬品情報

医師の処方なく医療用医薬品を入手することはできませんので、ドラッグストアへ足を運んでも、残念ながらアレジオン眼瞼クリームを見つけることはないでしょう。

アレジオン眼瞼クリームはネット通販可能?

アレジオン眼瞼クリームはネット通販でも買えますか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらも基本的に不可能です。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手オンラインストアでも、アレジオン眼瞼クリームは取り扱いがありません。

医療用医薬品のインターネット販売には特定の条件があり、現状、アレジオン眼瞼クリームのような比較的新しい処方薬が、ネット通販で一般的に手に入ることはありません。もちろん、個人輸入代行業者を装ったサイトも存在しますが、医薬品の個人輸入は自己責任であり、偽造品や粗悪品のリスクが非常に高いため、推奨できません。

確実かつ安全にアレジオン眼瞼クリームを入手するためには、必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けることが唯一の方法です。

アレジオン眼瞼クリームの入手方法と詳細

  • アレジオン眼瞼クリームは処方が必須
  • アレジオン眼瞼クリームの効果とは
  • アレジオン眼瞼クリームの正しい使い方
  • アレジオン眼瞼クリームの薬価と値段
  • アレジオン眼瞼クリームの口コミや評判
  • アレジオン点眼薬とクリームの違い
  • まぶたのかゆみ用市販クリームの選択肢

アレジオン眼瞼クリームは処方が必須

アレジオン眼瞼クリームを入手するためには、医師の処方が必須となります。具体的には、アレルギー性結膜炎の症状でお困りの場合は、眼科やアレルギー科などの医療機関を受診する必要があります。

受診後、医師が患者さんの目の状態やアレルギーの症状、既往歴などを詳しく診察します。その結果、アレジオン眼瞼クリームが治療に適切であると判断された場合にのみ、処方箋が発行されます。

処方箋を受け取った後は、調剤薬局で薬を受け取ることができます。また、一部の医療機関では、院内処方に対応している場合もありますので、その場合は受診した病院で直接受け取ることも可能です。

アレジオン眼瞼クリーム入手の流れ

  • アレルギー症状がある場合、医療機関(眼科・アレルギー科など)を受診する
  • 医師による診察と診断を受ける
  • アレジオン眼瞼クリームが処方されたら、処方箋を受け取る
  • 調剤薬局で薬を受け取る(院内処方の場合は病院で受け取る)

アレジオン眼瞼クリームの効果とは

アレジオン眼瞼クリームは、アレルギー性結膜炎による目のかゆみや充血などの症状を抑えることを目的としたお薬です。主成分であるエピナスチン塩酸塩は、抗アレルギー作用を持つ成分です。

この成分は、アレルギー反応の元となるヒスタミンという物質の働きを抑える「ヒスタミンH1受容体拮抗作用」と、アレルギーの原因物質が放出されるのを抑制する「メディエーター遊離抑制作用」の二つの効果をあわせ持っています。これにより、目の不快な症状を和らげる効果が期待できます。

特筆すべきは、その持続効果です。1日1回、上下のまぶたに塗布するだけで、24時間効果が持続するとされています。参照:PMDA 医薬品情報 まぶたに塗ることで、有効成分が結膜にしっかりと浸透し、継続的な効果が得られるというメカニズムで症状を和らげます。

臨床試験では、プラセボ(偽薬)と比較して、目のかゆみ(眼そう痒感)と結膜の充血の両方で症状の改善が認められていると報告されています。アレルギー発症前の予防的な効果も期待できるとされています。

アレジオン眼瞼クリームの正しい使い方

アレジオン眼瞼クリームを効果的かつ安全に使用するためには、正しい使い方を理解することが大切です。一般的な使用方法は以下の通りです。

  • 使用前には、石鹸と流水で手をよく洗い、清潔にしてください。
  • 通常、適量を1日1回、上下のまぶたに塗布します。片目あたりの目安としては、約30mg(約1.3cm)とされています。
  • チューブを軽く押して指先にクリームを出し、軽く目を閉じた状態で、上下のまぶたに半量ずつのせ、透明になるまで指でやさしくなじませるように塗ります。
  • 目の中に入れて使用することは避けてください。万が一、目に入ってしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。
  • 治療期間中は、症状の有無に関わらず、医師の指示通りに用法を守って使用を続けることが大切です。
  • 寝る前やお風呂上りなど、忘れにくいタイミングを決めて、毎日同じ時間に塗布することをおすすめします。
  • お薬を塗った直後の入浴や洗顔は、成分が流れてしまう可能性があるため避けるようにしてください。

豆知識

他の点眼薬や眼軟膏などを併用する必要がある場合は、アレジオン眼瞼クリームを最後に使用することが望ましいとされています。併用の順番は医師や薬剤師にご確認ください。

もし、お薬を塗り忘れてしまった場合は、気がついたときにすぐに1回分を塗布してください。ただし、次に使用する時間が近い場合は、忘れた分は塗らず、次の通常の時間に1回分を塗布するようにします。2回分を一度に塗布しないよう注意してください。

また、開封後は1ヵ月を目安に使い切るようにしましょう。

アレジオン眼瞼クリームの薬価と値段

医療用医薬品であるアレジオン眼瞼クリームの値段は、薬価に基づいています。現在、薬価は0.5%1gあたり1,686.70円と定められています。

アレジオン眼瞼クリームは通常、1本2gで処方されることが多いです。この場合、3割負担の患者さんであれば、薬代は1本あたり約1,012円となります。

項目 詳細
薬価 0.5%1gあたり 1,686.70円
標準的な処方量 1本(2g)
3割負担の場合の薬代 約1,012円(1本あたり)

ただし、この金額は薬代のみです。これに加えて診察料や処方箋料、調剤料が別途かかります。実際の自己負担額は、加入している健康保険の種類や、受診する医療機関、薬局によって異なりますので、ご注意ください。正確な費用は、受診時に医療機関や薬局へご確認ください。

アレジオン眼瞼クリームの口コミや評判

実際にアレジオン眼瞼クリームを使用した患者さんからは、いくつかの口コミや評判が寄せられています。特に評価されている点としては、その使用感の良さが挙げられます。

塗布後は速やかに皮膚に浸透するよう処方設計されているため、ベタつきが少ないと好評です。これは、特に女性患者さんにとって、メイクの邪魔になりにくいというメリットがあります。まぶたに塗るタイプの薬であるため、使用後の不快感が少ないことは、治療継続のモチベーションにもつながるでしょう。

また、点眼薬が苦手な方、小さなお子さん、あるいは高齢の方にとって、クリームタイプは非常に使いやすいという声も多く聞かれます。目の中に薬を入れることに抵抗がある方でも、まぶたに塗るだけなので、ストレスなく治療を続けられる点が大きな利点です。

もちろん、全ての方に同じ効果や使用感が得られるわけではありませんが、新しい治療選択肢として、多くの患者さんのニーズに応えていることがうかがえます。

アレジオン点眼薬とクリームの違い

アレジオンには、既存の点眼薬(アレジオン点眼液、アレジオンLX点眼液)と、今回ご紹介している眼瞼クリームがあります。これらにはいくつかの違いがありますので、比較して見ていきましょう。

項目 アレジオン眼瞼クリーム アレジオン点眼液 アレジオンLX点眼液
投与方法 まぶたに塗布 目の中に点眼 目の中に点眼
投与回数 1日1回 1日4回 1日2回
剤形 クリーム 点眼液 点眼液
有効成分 エピナスチン塩酸塩 エピナスチン塩酸塩 エピナスチン塩酸塩
コンタクト装着時 使用可能 外して点眼後、5分以上あけて再装着が推奨 外して点眼後、5分以上あけて再装着が推奨

最も大きな違いは、投与方法と投与回数です。クリームはまぶたに塗布するだけで1日1回と簡便であり、点眼が苦手な方でも容易に投与できる点が特徴です。既存の点眼液は目の中に直接点眼する必要があり、アレジオン点眼液は1日4回、アレジオンLX点眼液は1日2回の点眼が必要です。

有効成分は同じエピナスチン塩酸塩ですが、投与経路が異なることで、その効果発現の仕方や持続性に違いが生じています。また、アレジオン眼瞼クリームはコンタクトレンズ装着時にも使用できる点も、使用者にとっては大きなメリットです。

現時点では、アレジオン眼瞼クリームと点眼薬の併用に関する臨床試験データは十分ではありません。併用を検討する際は、必ず医師に相談し、指示に従ってください。

まぶたのかゆみ用市販クリームの選択肢

アレジオン眼瞼クリームが処方薬であるため、すぐに購入できない場合や、そこまで重症ではないけれどまぶたのかゆみが気になる、という方もいらっしゃるでしょう。市販のクリームで対応できる選択肢もあります。

まぶたのかゆみに使える市販薬には、主に以下のような成分が配合されています。

  • 非ステロイド性抗炎症薬(例: ウフェナマート):炎症を抑える作用があります。
  • 抗ヒスタミン成分(例: ジフェンヒドラミン、クロタミトン):かゆみの原因物質であるヒスタミンの働きを抑えます。

具体的な製品としては、「キュアレアa」が挙げられます。これは、目の周りのかゆみやかぶれ、眼瞼皮膚炎の症状に使えるとされ、赤ちゃんでも使用が可能です。

また、「オイラックスソフト」なども、顔や目の周りのかぶれに使える場合があります。ただし、粘膜には使用できないため、目の際に塗る際は注意が必要です。市販薬の中にはステロイド成分が配合されているものもあります。顔への広範囲の使用はできないものや、ステロイドの強さに注意が必要な製品もあるため、購入時には薬剤師に相談し、適切な製品を選んでください。

注意点

長期間使用している保湿クリームなどが原因で、まぶたのトラブルが起きる可能性もあります。症状が長引く場合や、かゆみが強く眠れないほどの場合は、市販薬で様子を見るだけでなく、早めに皮膚科や眼科を受診することを推奨します。参照:日本産科婦人科学会

自己判断での使用は避け、必ず製品の添付文書をよく読み、不安な点があれば医師や薬剤師にご相談ください。

アレジオン眼瞼クリームはどこで買える?まとめ

アレルギー性結膜炎でお悩みの方にとって、アレジオン眼瞼クリームは新しい治療の選択肢となります。ここでは、アレジオン眼瞼クリームはどこで買えるのか、そしてその詳細についてまとめてきました。

  • アレジオン眼瞼クリームは市販されていません
  • ドラッグストアやネット通販での購入はできません
  • 入手には医師の処方箋が必須です
  • 眼科やアレルギー科などの医療機関を受診し、診察を受ける必要があります
  • 処方箋を持って調剤薬局で薬を受け取ります
  • 主成分はエピナスチン塩酸塩で、アレルギーによる目のかゆみや充血を抑えます
  • 1日1回まぶたに塗布するだけで、24時間効果が持続するとされています
  • 正しい使い方は、清潔な指で適量を上下のまぶたになじませるように塗ることです
  • 目の中には入れないよう注意が必要です
  • 薬価は0.5%1gあたり1,686.70円で、3割負担の場合、1本(2g)あたり約1,012円が目安です
  • ベタつきが少なく、メイクの邪魔になりにくいという口コミがあります
  • 点眼薬が苦手な方、お子さん、高齢の方にも使いやすいと評判です
  • アレジオン点眼薬との大きな違いは、投与方法が「まぶたに塗る」ことと、投与回数が「1日1回」である点です
  • コンタクトレンズ装着時にも使用できるのが特徴です
  • まぶたのかゆみには、市販の非ステロイド性抗炎症薬や抗ヒスタミン成分配合のクリームも選択肢としてあります
  • 市販薬を使用しても改善しない場合や症状が重い場合は、速やかに医療機関を受診してください