セコム非常ボタンの全て|使い方・料金からデメリットまで徹底解説

セコム非常ボタンの全て|使い方・料金からデメリットまで徹底解説

セコム非常ボタンについて詳しく知りたいとお考えですか?万が一の緊急事態に備え、ご自宅やご家族の安全を守るために、セコムの非常ボタンは重要な役割を果たします。しかし、具体的な使い方や料金、種類、あるいは誤作動時の対応について、疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、セコム非常ボタンに関するあらゆる情報を網羅的に解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。

  • 緊急時の対応フローが明確になり、不安が解消されます
  • セコム非常ボタンの種類や適切な選び方が分かります
  • 料金体系や誤作動時の対処法を事前に把握できます
  • セコムホームセキュリティ全体のメリット・デメリットを理解し、導入の判断材料を得られます

セコム非常ボタンの基本と利用のポイント

  • セコム非常ボタンとは?その役割と基本的な使い方
  • セコム非常ボタンの種類と選べるサービス
  • セコム非常ボタンにかかる料金体系
  • 非常事態時の押し方とセコムへの通報
  • 自宅でセコム非常ボタンを活用するメリット

セコム非常ボタンとは?その役割と基本的な使い方

セコム非常ボタンは、日常生活において万が一の危険を感じた際に、迅速に助けを呼ぶための重要なツールです。このボタン一つで、ご自身やご家族の安全を確保できる可能性があるため、その役割を正しく理解し、使い方を把握しておくことが大切になります。

基本的な使い方としては、危険を感じた際にボタンを押すだけと非常にシンプルです。ボタンが押されると、まずセコムのコントロールセンターに緊急通報が入ります。その後、状況に応じてセコムから警察へ通報されるという流れです。セコムからの確認電話が入り、「非常ボタンを間違えて押しました」と伝えることで、誤作動による警備員の出動を止めることもできます。

ポイント:セコム非常ボタンは、不審者の目撃、強盗、火災、家族の急病など、声を出せないような緊急時に活用できます。お子様からお年寄りまで、誰でも簡単に操作できるように設計されていますので、ご家族皆さんで使い方を共有しておくことをおすすめします。

セコム非常ボタンの種類と選べるサービス

セコムでは、利用シーンやニーズに応じてさまざまなタイプの非常ボタンが用意されています。そのため、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことが可能です。

具体的には、ご自宅に設置するホームコントローラーに内蔵されているタイプの他、持ち運びができる携帯型(リモコン型)の非常ボタンもあります。携帯型は就寝時に枕元に置くなど、いつでも手の届く場所に置いておくと便利です。また、救急通報サービスとして、ペンダント型の救急通報ボタン「マイドクター」も利用できます。これはぎゅっと握るだけの簡単操作で、生活防水設計が施されています。

「スマホやスマートウォッチからも通報できるって聞いたけど?」

はい、その通りです。近年では、セコムの公式アプリ「YORiSOS」やApple Watchのボタン一つで緊急通報ができるサービスも提供されています。これにより、ご自宅を離れた場所からでも、いざという時に助けを呼ぶことが可能になりました。これらのサービスは、ご自身の位置情報も同時に送信されるため、より迅速な対応が期待できます。

セコム非常ボタンにかかる料金体系

セコムのホームセキュリティサービスに付随する非常ボタンの利用には、月額料金が発生します。これはセキュリティ機器一式のレンタル費や、異常感知時の遠隔監視費、そして万が一の駆けつけ対応費などが含まれているためです。初期費用として、工事費や保証金が必要となるケースもあります。

ただ、料金プランはサービス内容によって様々です。例えば、戸建てプランの月額料金は7,920円、初期費用として工事費が63,800円、保証金が20,000円(契約満了時に返却)といった設定があります。一方、「セコム・ホームセキュリティ スマートNEO」の親の見守りプランでは、機器レンタルで月額5,100円(税込5,610円)から利用できるケースも見られます。

メモ:一部のキャンペーン期間中には、緊急通報システムの保証金や機器設置料が免除になる場合もございます。契約を検討される際は、最新のキャンペーン情報を確認することをおすすめします。参照:セコム公式サイト

重要な点として、駆けつけ料金は月々の基本料金に含まれているため、誤作動による警備員の出動があっても、追加料金は発生しないという安心感があります。

非常事態時の押し方とセコムへの通報

セコム非常ボタンは、本当に危険を感じた時にこそ活用すべきものです。具体的な押し方は非常に簡単ですが、どのような状況で押すべきかを事前に認識しておくことが大切になります。

ボタンを押すべき状況としては、以下のようなケースが考えられます。

  • 不審者や強盗を目撃し、身の危険を感じた時
  • 相手が怖くて声を出せない状況で助けが必要な時
  • 火災や煙を感じ、即座に外部へ連絡したい時
  • ご家族の急病や体調不良で、早急な助けが必要だと判断した時

いずれの状況においても、危険を感じたら迷わずボタンを押すことが、ご自身やご家族の命を守ることに繋がります。セコムに通報されると、コントロールセンターから確認の電話が入ることが一般的ですが、もし電話に出られない場合は、緊急事態と判断され、警察やセコムの警備員が現場へ急行します。

注意:お子様が間違ってボタンを押してしまった場合も、セコムは一旦警察に通報します。その後、確認の電話で誤報であることを伝え、警察への連絡を取り消す流れとなりますので、冷静に対応してください。

自宅でセコム非常ボタンを活用するメリット

自宅でセコム非常ボタンを活用することには、多くのメリットがあります。最大のメリットは、何と言っても「安心感」の向上です。ご自宅にいる際に万が一の事態が発生しても、ボタン一つでプロの警備サービスに繋がると考えますと、日々の生活がより穏やかなものになります。

例えば、寝ている間に不審者が侵入してきた場合や、庭先で不審な人物を見かけた場合でも、ご自宅のどこからでもボタンを押すことで、セコムへ緊急通報が可能です。また、ご高齢の方のみで生活されているご家庭では、急な体調不良や転倒時にも迅速な救助要請ができます。

さらに、ご家族全員で非常ボタンの場所や使い方、誤作動時の対応フローを共有しておくことで、ご家族全体の防犯意識も高まります。これにより、ご自宅全体がより安全な空間となるでしょう。

セコム非常ボタンの賢い活用と注意点

  • どこでも非常ボタンの利便性
  • セコム非常ボタンの誤作動と対処法
  • 警備員駆けつけの迅速な対応
  • セコム非常ボタンの解除方法
  • セコム非常ボタン導入のデメリットと対策
  • まとめ:セコム非常ボタンを最大限に活用するために

どこでも非常ボタンの利便性

「どこでも非常ボタン」という明確なサービス名ではありませんが、セコムには場所を選ばずに緊急通報ができる便利なサービスが複数提供されています。これらは、ご自宅内だけでなく、外出先でも安心をもたらすものです。

例えば、前述の通り、セコムの公式アプリ「YORiSOS」を利用すれば、スマートフォンやApple Watchから緊急通報が可能です。これにより、通勤中や買い物中など、自宅から離れた場所でも、いざという時にセコムに助けを求めることができます。

サービス名 特徴 利用シーン
セコム非常ボタン(機器内蔵型・携帯型) ご自宅のセキュリティシステムと連携し、緊急時にセコムへ通報します。 ご自宅内での緊急時
セコム「YORiSOS」アプリ スマートフォンやApple Watchから緊急通報が可能です。GPS情報も送信されます。 外出先や自宅外からの通報
ココセコム(有料) GPS端末の通報ボタンでセコムに通報し、要請によりセコムが駆けつけます。お子様の見守りなどにも利用されます。 お子様やご高齢者の見守り、道迷い、外出時の緊急時

また、お子様が道に迷ってしまったり、危険を感じたりした際に通報ボタンを押すと、セコムに緊急事態を知らせることができる「ココセコム」というサービスも存在します。これはGPS機能により、お子様の居場所を特定することも可能です。

セコム非常ボタンの誤作動と対処法

セコム非常ボタンの誤作動は、お客様が最も心配される点の一つかもしれません。しかし、誤作動の原因とその対処法を事前に知っておくことで、慌てずに対応することができます。

誤作動の主な原因としては、高齢者の方やお子様が間違えて操作してしまうケース、警戒モードを解除しないままご家族が出入りしてしまうケースが多く見られます。また、強風で窓が揺れることや、ペットの動きがセンサーに反応してしまうといった環境的な要因も挙げられます。ただ、セコムのセキュリティ機器の精度は非常に高く、機器の異常による誤作動はほとんどないと言われています。

万が一、誤って非常ボタンを押してしまった場合は、セコムからの確認電話に「間違えて押しました」と伝えることが最も重要です。セキュリコードなど、ご本人様しか知らない情報を伝えることで、誤報であったことを迅速に認識してもらえます。仮に警備員が駆けつけたとしても、誤作動であれば追加料金は発生しませんので、ご安心ください。しかし、通報によって回線が使われている間は、ご自身の電話が一時的に利用できなくなる場合もあります。

警備員駆けつけの迅速な対応

セコム非常ボタンが押されると、セコムのコントロールセンターに緊急の通報が入り、その後、セコムの緊急対処員が現場へ迅速に駆けつけます。この「駆けつけ」の迅速さは、セコムのセキュリティサービスの大きな強みです。

その迅速な対応を可能にしているのは、全国に約2,500ヵ所(業界No.1)も設置されている緊急発進拠点です。セコムはGPS機能付きの機器を携帯する警備中のガードマンの位置を瞬時に把握し、最も近いガードマンに現場急行を指示できるシステムを構築しています。これにより、短い時間での到着を実現しているのです。

「どんな事態にも対応してくれるのかな?」

はい、緊急対処員は防犯だけでなく、火災、ガス漏れ、不審者の対応、そして急な体調不良といった様々な非常時に対応できるよう、徹底した研修と実対処でノウハウ・スキルを身につけています。必要に応じて、警察(110番)や消防(119番)、ガス会社への連絡も代行してくれます。

セコム非常ボタンの解除方法

セコム非常ボタンを誤って押してしまった場合の解除方法は、落ち着いて対処すれば決して難しくありません。正しい手順を知っておくことで、余計な手間や不安を避けることができます。

まず、誤ってボタンを押してしまったら、すぐにセコムのコントロールセンターからの確認電話に出るようにしましょう。そこで「非常ボタンを間違えて押しました」と明確に伝えてください。これが最も早く警報を解除し、警備員の出動を止める方法です。もし、ボタンが押しっぱなしになっている場合は、元の状態に戻して復旧させます。復旧できたか心配な場合は、オペレーターにその旨を伝えて確認してもらうことも可能です。

前述の通り、特に多いのが、警備モードを解除しようとして間違えて非常ボタンを押してしまうケースです。セコムのホームコントローラーやスマートフォンアプリでは、外出警備モード、在宅警備モード、在宅(警備解除モード)の3種類の警備モードをボタン一つで切り替えられますので、操作時は指差し確認などで注意するようにしましょう。

セコム非常ボタン導入のデメリットと対策

セコム非常ボタンを含むホームセキュリティサービスの導入は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。導入を検討する際には、これらのデメリットも理解し、対策を講じることが重要です。

主なデメリットとしては、まず月額料金の高さが挙げられます。前述の通り、戸建てプランの月額料金は比較的高額であり、初期費用も発生します。また、料金が不明確なオプションが多いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。これに対する対策としては、契約前に複数のプランやオプションを比較検討し、ご自身の予算とニーズに合ったサービスを明確にすることです。参照:セコム・ホームセキュリティ サービス・料金

他にも、センサーテストの面倒さや、誤作動を起こす可能性があることもデメリットとして指摘されています。誤作動は利用者側の操作ミスや、強風による窓の揺れ、ペットの動きなどが原因となることがあります。誤作動が起きた際の警察への通報や、一時的な電話回線の使用不可といった影響も考慮すべきです。

対策:ご家族全員で非常ボタンの正確な使い方や、誤作動時の対応フローをしっかりと確認し、共有することが非常に大切です。これにより、誤操作による出動や混乱を最小限に抑えることができます。また、自宅の鍵をセコムに預けていない場合、警備員が駆けつけても室内に入れないことがありますので、鍵の管理についても事前に検討してください。

まとめ:セコム非常ボタンを最大限に活用するために

  • セコム非常ボタンは緊急時に助けを呼ぶための重要なツールです
  • ボタンを押すとセコムへ緊急通報され、必要に応じて警察へ連絡されます
  • 誤作動時はセコムからの確認電話に「間違えて押した」と伝えることが大切です
  • セコムからの電話に出ない場合、緊急とみなされ警備員が出動します
  • 不審者、強盗、火災、急病など危険を感じた時に積極的に利用しましょう
  • 子供やお年寄りでも簡単に操作できるシンプルな設計が特徴です
  • 携帯タイプは常に電源や通信状態を確認し、適切な管理が必要です
  • 料金は月額制で、戸建てプランや親の見守りプランなどがあります
  • 駆けつけ料金は月々の基本料金に含まれ、誤作動による追加費用はありません
  • 誤作動の多くは利用者による誤操作や環境的要因が原因となることがあります
  • 誤作動であっても警備員が出動しても追加料金はかかりませんので安心してください
  • ペンダント型の「マイドクター」やアプリ「YORiSOS」など多様な種類があります
  • 警備解除の際に間違えて非常ボタンを押してしまうケースも多いので注意が必要です
  • セコムは全国約2,500ヵ所の拠点を持ち、迅速な駆けつけ対応が期待できます
  • 導入のデメリットとして月額料金の高さや誤作動の可能性が挙げられます
  • ご家族で使い方や誤作動時の対応を共有し、日頃から意識することが重要です