イソプロピルアルコールはどこで買える?プロが徹底解説!
イソプロピルアルコールはどこで買える?プロが徹底解説!
「これ、どこで売ってる?」そう思ったこと、ありませんか? PCのメンテナンス、精巧な模型の仕上げ、あるいはちょっとしたDIY作業で大活躍するイソプロピルアルコール(IPA)。
いざ手に入れようとすると「どこに売ってるの?」「どの濃度がいいの?」「消毒用エタノールと何が違うの?」と疑問だらけになることもありますよね。
HoiHoi:ご安心ください! 元小売店員&生粋のゲーマー・オタクとして、レアアイテムから日用品まで探し出すことに人生を捧げてきたプロのアイテムハンター、HoiHoiが、あなたの「イソプロピルアルコール どこで買える?」を完全に解決します!
この記事を読めば、以下の情報が手に入ります。
- イソプロピルアルコールが買える場所(実店舗&オンライン)が具体的にわかる
- 用途に合わせた適切な濃度や選び方がわかる
- 消毒用エタノールとの違いや使い分けが理解できる
- 安く手に入れるためのコツがわかる
- 安全な使用方法と注意点を把握できる
イソプロピルアルコールとは?基本を知って賢く選ぼう
まずは、イソプロピルアルコール(IPA)が一体どんなものなのか、その基本的な特性と用途について見ていきましょう。
IPAの基礎知識と主な用途
イソプロピルアルコール(IPA)は、イソプロパノールや2-プロパノールとも呼ばれる、無色透明の有機溶剤です。特有のにおいがありますが、水やエタノールとよく混ざり合い、揮発性が高く油を溶かす性質(油溶性)を持っています。
その特性から、主に以下のような幅広い分野で利用されています。
- 洗浄剤:PCや電子機器の基板清掃、レンズクリーニング、塗装前の脱脂洗浄など
- 溶剤:接着剤の除去、塗料の希釈、インクの溶剤など
- 殺菌剤:手指消毒(適切な濃度の場合)、医療機器の消毒など
- その他:凍結防止剤、アセトン合成の原料など
消防法・有機則における分類と知っておくべきこと
IPAは便利な一方で、取り扱いには注意が必要です。消防法上は第4類アルコール類に分類されており、引火点が11.7℃と低いため、常温でも引火しやすい性質を持っています。
【HoiHoiからの注意点】
家庭で使う場合でも、火気厳禁は絶対! 保管場所には十分気を配りましょう。
また、労働安全衛生法上の有機溶剤中毒予防規則(有機則)における第2種有機溶剤に指定されており、業務での使用には規制があります。毒性があるため、吸入や皮膚への接触にも注意が必要です。家庭での使用は少量であれば換気をしっかり行えば問題ないとされていますが、知識なしに大量に扱うのは危険ですよ。
イソプロピルアルコールはどこで買える?主な購入場所を徹底解説
さて、本題の「イソプロピルアルコール どこで買える?」という疑問について、私がこれまでに探し回った経験から、確実な購入場所と賢い選び方をご紹介します。
実店舗での探し方(薬局・ドラッグストア、ホームセンター、その他)
まずは、実際に足を運んで購入できる場所から見ていきましょう。
- ドラッグストア・一部の薬局:
マツモトキヨシ、ウエルシア、スギ薬局などの大手ドラッグストアでは、手指の殺菌・消毒用として医薬品扱いのIPA(第3類医薬品)や、高濃度IPA配合の洗浄剤が手に入る場合があります。ただし、IPA単体で高濃度品はあまり見かけません。濃度が限定的であることに注意が必要です。
- ホームセンター:
カインズ、コーナン、DCM、コメリといったホームセンターは狙い目です! 特に溶剤コーナーやDIY用品コーナーを探してみてください。高濃度(99.5%以上)のIPAが、洗浄用・脱脂用として販売されていることが多いですよ。大容量品も手に入りやすい傾向にあります。
- ディスカウントショップ・カー用品店など:
ドン・キホーテなどのディスカウントショップや、オートバックス・イエローハットといったカー用品店でも、一部の商品にIPAが配合されたクリーナーや脱脂剤が販売されていることがあります。ただし、純粋なIPAを探すのは難しいかもしれません。
【HoiHoiのアイテムハントTIPS】
実店舗では、店員さんに用途を伝えて相談するのもアリです。意外な場所に隠れているアイテムを見つけられるかもしれません!
オンラインショップでの賢い購入術(Amazonなど)
確実に、そして安価にイソプロピルアルコールを手に入れたいなら、オンラインショップが最もおすすめです!
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング:
これら大手通販サイトでは、様々なメーカーのIPAが豊富なラインナップで販売されています。「イソプロピルアルコール どこで買える」と検索すれば、高濃度品から低濃度品、大容量から小容量まで、用途に合わせたIPAが簡単に見つかります。価格比較もしやすく、レビューを参考にできるのも大きなメリットです。私もよく利用します。
- 公式ECショップ:
一部の化学メーカーや清掃用品メーカーが、自社のオンラインストアでIPAを販売していることもあります。業務用として大容量が必要な場合は、こういったショップもチェックしてみると良いでしょう。
【オンライン購入のメリット】
- 品揃えが豊富で、目的の濃度や容量が見つけやすい
- 価格競争が激しく、実店舗よりも安価に手に入ることが多い
- 自宅まで配送されるため、大容量品でも持ち運びの手間がない
100円ショップで手に入る?
「もしかして100円ショップにもある?」と思う方もいるかもしれませんね。残念ながら、ダイソーやキャンドゥなどで純粋なイソプロピルアルコール単体を見つけるのは難しいです。
しかし、IPAが配合されたメガネクリーナーや接着剤はがし剤などは販売されている場合があります。これらは特定の用途に特化しているので、IPAそのものが必要な場合は専門店やオンラインストアを探しましょう。
用途別!イソプロピルアルコールの選び方と注意点
イソプロピルアルコールを手に入れる場所が分かったら、次はあなたの目的に合ったIPAを選ぶことが大切です。濃度やタイプによって、最適な使い方は大きく異なります。
PC・電子機器清掃での使い方と注意
精密機器の清掃には、99.5%以上の高濃度IPAが適しています。揮発性が高く、残留物が少ないため、ホコリや油汚れの除去、接点復活剤の拭き取りなどに活躍します。
【PC清掃でのIPA活用術】
- 基板やCPUグリスの拭き取り:綿棒やキムワイプなどに染み込ませて優しく拭きます。
- キーボードの隙間:エアダスターでホコリを飛ばした後、高濃度IPAで汚れを拭き取ると綺麗になります。
ただし、PCメーカーによっては、アルコールの使用自体を推奨していない場合や、使用すると保証対象外となる可能性があることを明記しています。特に、高濃度エタノールやアセトン、シンナーなどの使用は避けるよう注意喚起されています。Webカメラのレンズや外部コネクタ端子、製品ラベルへの使用も避けるべきとされています。参照:富士通 Q&A「パソコンを消毒したい」
模型製作・DIYでの活用法
模型製作では、プラスチックやレジンパーツの脱脂洗浄、塗装剥がし、デカールの下準備などに高濃度IPAが使われます。DIYでは、油汚れの強力な洗浄、接着剤や塗料の拭き取りなどに便利です。
【HoiHoiのアイテムハントTIPS】
特にプラモデルの塗装前は、パーツ表面の油分をしっかり脱脂することで塗料の乗りが格段に良くなりますよ! ただし、素材によっては変色や劣化を起こす可能性もあるので、目立たない部分で試してから使いましょう。
目的に合わせた濃度選び
IPAは濃度によって用途が大きく異なります。
- 50%〜70%濃度:
主に手指や皮膚、医療機器などの消毒に適しています。特に70%濃度が高い殺菌効果を期待できるとされています。インフルエンザウイルスやRSウイルスなどのエンベロープを持つウイルスに対して、エタノールよりもやや強い不活化効果がある傾向がある、とされています。
- 99.5%以上(高濃度):
PCや電子機器の清掃、模型製作時の脱脂洗浄、塗装剥がし、接着剤除去、ガラス・レンズの清掃、グリス除去など、純粋な溶剤・洗浄剤として利用されます。揮発性が高く、残留物が少ないのが特徴です。
スプレータイプのメリット
IPAにはスプレータイプの商品も存在します。これは、広範囲の洗浄や手の届きにくい場所への塗布に非常に便利です。
【スプレータイプの活用シーン】
- 塗装前の金属部品の脱脂洗浄
- 金属部品や金型などのグリス汚れ除去
- 光学機器・ガラス製品の清掃(直接吹き付けず、布に含ませて拭くのがおすすめ)
ただし、電子機器に直接スプレーする際は、内部に液体が入り込まないよう十分な注意が必要です。故障の原因になりかねません。
コスパ良く安く手に入れるには
前述の通り、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインショップが、最も安価にIPAを購入できる傾向にあります。
特に、大容量パックを購入すると、1mlあたりの単価がグッと下がり、結果的にコスパが良くなります。ただし、使用頻度や保管スペースも考慮して、無理のない容量を選びましょう。
消毒用エタノールとの違いを理解して使い分けよう
イソプロピルアルコールとよく比較されるのが「消毒用エタノール」ですよね。私もよく「どっちがいいの?」と聞かれます。それぞれの特性を理解して、賢く使い分けましょう。
IPAとエタノールの基本的な違い
IPAとエタノール(エチルアルコール)はどちらもアルコール類で、有機溶剤としての性質や消毒効果を持っています。しかし、その化学構造や人体への影響、得意な消毒対象には違いがあります。
| 項目 | イソプロピルアルコール(IPA) | エタノール(エチルアルコール) |
|---|---|---|
| 化学名 | イソプロパノール、2-プロパノール | エチルアルコール |
| 主な用途 | 洗浄剤、溶剤、脱脂、消毒(限定的) | 消毒剤、溶剤、燃料 |
| 殺菌効果 | エンベロープウイルスに有効とされますが、親水性ウイルスにはエタノールに劣るとされています。 | 幅広いウイルス・細菌に有効。特にエンベロープウイルスに効果的。 |
| 毒性 | エタノールよりも毒性が高いとされています。 | IPAより毒性が低いとされています。(飲用は不可) |
| 揮発性 | やや速い | 速い |
| 価格 | エタノールより安価な傾向 | IPAより高価な傾向(酒税がかかるため) |
消毒効果と毒性の比較
消毒効果という点では、IPAもエタノールも特定の濃度で高い効果を発揮します。しかし、親水性ウイルス(ノロウイルス、アデノウイルスなど)に対しては、エタノールの方が効果が高いとされています。厚生労働省の「感染症法に基づく消毒・滅菌の手引き」でも、IPAに水を加え70vol%にしたものが消毒剤として記載されています。参照:厚生労働省「感染症法に基づく消毒・滅菌の手引き」
一方で、毒性については、IPAの方がエタノールに比べて2倍程度高いとされています。そのため、手指消毒には一般的にエタノールを主成分とする製品が推奨されることが多いですね。
なぜ消毒用エタノールIPがあるのか
ドラッグストアなどで「消毒用エタノールIP」という表示を見たことはありませんか? これは、エタノールに少量のIPAを添加することで、酒税法上の飲用アルコールから外れ、酒税がかからないようにしたものです。
これにより、通常の消毒用エタノールよりも安価に提供できるため、コストを抑えたい場合に選択肢の一つとなります。消毒効果は十分に期待できます。
購入前に知っておきたい!イソプロピルアルコールの安全性と注意点
便利なIPAですが、その取り扱いを間違えると危険なこともあります。プロのアイテムハンターとして、安全な使用のために絶対に守ってほしい注意点をお伝えします。
引火性と保管方法
IPAは非常に引火性の高い液体です。熱、火花、裸火などの着火源から遠ざけ、静電気の発生にも注意してください。保管する際は、直射日光が当たらない冷暗所に、必ず密閉して保管することが重要です。子どもの手の届かない場所に置くのはもちろんのこと、換気の良い場所を選ぶようにしましょう。
人体への影響と防護策
IPAは皮膚刺激性や眼に対する強い刺激性があり、吸入や飲み込みによる急性毒性や慢性毒性(呼吸器、肝臓、脾臓への影響)の恐れがある、とされています。
そのため、使用時には以下の防護策を必ず講じてください。
- 保護手袋:皮膚への直接接触を防ぎます。
- 保護眼鏡:目への飛散を防ぎます。
- 保護衣:衣類への付着を防ぎます。
- マスク:蒸気の吸入を避けるため、換気が不十分な場合は着用を検討しましょう。
HoiHoi:私も作業中は必ず手袋と眼鏡を着用します。自分の身を守るためにも、手間を惜しまないでくださいね!
換気の重要性
IPAを使用する際は、必ず十分な換気を行ってください。特に、閉め切った部屋での作業は危険です。窓を開ける、換気扇を回すなどして、作業場の空気を入れ替えるように心がけましょう。
家庭での少量使用(6畳で10g程度)であれば換気を良くして使用することが推奨されていますが、それでも気分が悪くなるなどの異変を感じたら、すぐに使用を中止し、新鮮な空気の場所へ移動してください。
【まとめ】イソプロピルアルコール購入と活用のポイント
- イソプロピルアルコール(IPA)はPC清掃、模型製作、消毒などに使われる有機溶剤
- 高い揮発性と油を溶かす性質が特徴
- 消防法上の引火性液体であり、取り扱いには注意が必要
- 実店舗ではホームセンター、ドラッグストア、カー用品店などで見つかる
- オンラインショップ(Amazon、楽天など)は品揃えが豊富で安価に購入できることが多い
- 100円ショップで純粋なIPAは基本的に手に入らない
- PC・電子機器清掃には99.5%以上の高濃度IPAが適している
- PCメーカーは高濃度アルコールの使用を推奨しない場合があるので注意
- 模型製作やDIYでは脱脂、塗装剥がしに活用できる
- 消毒には50〜70%濃度が適しており、特に70%は殺菌効果が高いとされている
- スプレータイプは広範囲の洗浄や手の届きにくい場所に便利
- 消毒用エタノールとは毒性や得意な消毒対象が異なる
- 消毒用エタノールIPは酒税がかからない分、安価に提供されるエタノール製品
- IPAは引火性が高いため、火気厳禁で冷暗所に密閉保管する
- 皮膚や目への刺激、吸入による健康被害の恐れがあるため、保護具を着用する
- 使用時は必ず十分な換気を行うことが重要
「イソプロピルアルコール どこで買える」に関するよくある質問(FAQ)
イソプロピルアルコールは医薬品ですか?
濃度や用途によって異なります。手指の殺菌・消毒を目的とした製品は、第3類医薬品としてドラッグストアや薬局で販売されていることがあります。しかし、PC清掃や工業用に使われる高純度IPAは、一般的に医薬品ではありません。
イソプロピルアルコールをPCの液晶画面に使っても大丈夫ですか?
PCの液晶画面へのIPA使用は推奨されません。特に高濃度IPAは、液晶画面のコーティングを剥がしたり、劣化させたりする可能性があります。液晶画面には、専用のクリーナーを使用するか、水で軽く湿らせた柔らかい布で優しく拭くのが安全です。
イソプロピルアルコールはどこで買えるか、一番安い場所はどこですか?
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインショップが、最も安価にイソプロピルアルコールを見つけられる可能性が高いです。多くの店舗が出品しており、価格競争が起きやすいため、比較検討することで安価に購入できます。特に大容量品はコストパフォーマンスに優れています。
イソプロピルアルコールと無水エタノールはどちらが優れていますか?
どちらが優れているかは用途によります。イソプロピルアルコールはエタノールよりも安価なことが多く、揮発性が比較的早く、油汚れの除去力に優れます。一方、無水エタノールはより安全性が高く、消毒効果も期待できますが、IPAより高価な傾向にあります。PC清掃などではどちらも使われますが、メーカーの推奨や安全性、コストを考慮して選ぶと良いでしょう。