セコムの鍵を徹底解説!種類・紛失・費用からスマートロックまで網羅
セコムの鍵について、その種類から紛失時の対処法、さらには最新のスマートロックまで、詳細な情報をお探しではありませんか。ご自宅やオフィスでセコムのセキュリティシステムを利用している方にとって、鍵は日々の安心を支える重要な要素です。
しかし、いざという時に「どうすればいいのだろう」と不安を感じることもあるかもしれません。この度は、セコムの鍵に関する疑問や不安を解消し、より安全で快適な生活を送るための役立つ情報をお届けいたします。
- セコムの鍵の種類とそれぞれの特徴を理解できます
- 鍵の紛失やトラブル時の具体的な対処法が分かります
- 防犯性を高めるための鍵選びや交換のポイントが学べます
- スマートロックなどの最新セキュリティ技術の導入メリットが把握できます
セコムの鍵の基本的な情報とトラブル対応
- セコムの鍵の主な種類とは?
- セコムの鍵を紛失した場合の対処法
- セコムの鍵の複製は可能?注意点も解説
- セコムの鍵に関するトラブルと解決策
- 古い鍵の防犯性!ピッキング対策と交換のすすめ
セコムの鍵の主な種類とは?
セコムのホームセキュリティでは、主に「ライフカード」や「スティックキー」といった、セコム専用の鍵が利用されています。これらの鍵はセキュリティシステムと連動しており、お客様の安心・安全をサポートする重要な役割を担っています。
スティックキーは小型で扱いやすく、日常的に携帯しやすい形状です。会社や企業では、青いスティックキー(タグキー青)が特定のアクセス権限を持つ場所や機能に対応していることもあります。セキュリティキーには、機器に差し込む接触タイプと、会社で使われることの多い非接触型のICカードタイプがございます。
また、防犯性能が高い鍵の種類として「ディンプルキー」が挙げられます。鍵に複数の深さや向きの異なる穴が開いており、ピッキングに時間を要するため、一般的に防犯性が高いとされています。さらに、指紋認証、暗証番号、カードキー、スマートフォン連携など、様々な方式がある電子錠も優れた防犯性を持つ鍵として注目されています。
セコムが提供する電気錠には、「セサモIDf」という指静脈認証システムや、「スマートTKL」というテンキー、ICカード、スマホアプリ操作に対応したシステムがあります。セサモIDfは一人ひとり異なる静脈を高精度で認証するため、鍵の紛失や盗難、偽造のリスクを大幅に減らすことができます。
「鍵」は錠の穴に差し入れて開閉する道具を指し、「錠前」はドアに備え付けられた「錠」と「鍵」がセットになったものを指します。
セコムの鍵を紛失した場合の対処法
もしセコムの鍵、特にライフカードやスティックキーを紛失してしまった場合は、速やかにセコムへ連絡することが最も重要です。ご自宅の鍵も一緒に紛失した場合は、セキュリティ強化のためにも、ご自宅の鍵自体の交換も検討されることをお勧めいたします。
ご契約中のホームセキュリティのプランによっては、駆け付け費用がかからない場合もございます。新しいスティックキーの作成には、1本あたり約800円から1,000円(税込880円〜1,000円)程度の費用が発生することが一般的です。セコムの担当者が専用パソコンを通じて紛失したスティックキーのID番号をデータ上で削除し、鍵としての機能を無効化できますので、不正利用のリスクを最小限に抑えられます。
セコムのカードキーやスティックキーは個人番号で管理されていますから、紛失した分だけを無効にし、新しいものを作成することが可能です。全員分の鍵を交換する必要はございません。ライフカードは複製困難な特殊キーですので、盗難や紛失の際には、契約者向けのフリーダイヤルへすぐに連絡し、直ちに無効化の手続きを進めてもらうようにしましょう。
レオパレス21物件でセコムスティックを紛失した場合、再発行費用は1本880円(税込)で、ご契約者様ご本人が本人確認書類を持参し、管轄店舗で受け取る必要があります。
セコムの鍵の複製は可能?注意点も解説
セコムの鍵、特にライフカードは、前述の通り複製が困難な特殊キーとして設計されています。そのため、お客様ご自身でスティックキーを複製することは、セキュリティレベルを大幅に低下させる恐れがあるため、お控えいただくべきです。
鍵を追加したい場合は、必ずセコムに直接依頼してください。紛失時に連絡する際、「キーがもう1つ欲しい」と伝えれば、その場で追加のキーをもらえる場合もございます。複製にかかる費用は、保険で処理されるケースもあれば、実費でスティックキーなら1,000円前後、カードキーなら2,000円前後で作成できることが多いです。
セコムの鍵に関するトラブルと解決策
鍵に関するトラブルは、日常生活で起こり得るものです。例えば、鍵を閉め忘れたり、鍵を紛失してしまったりするケースが考えられます。セコムでは、鍵を閉め出してしまった場合や紛失した場合に、専門の鍵職人を派遣して鍵開けを行うサービスを提供しています。この鍵開けサービスは、一部のセキュリティプランに含まれていますので、ご自身の契約内容を確認することをお勧めします。
「鍵を忘れて家を出てしまいました。どうしたら良いですか?」
「ご家族や同居人の方に開錠をお願いするか、もしスマホ連動型のセコム機器を導入していらっしゃるなら、アプリから操作することもできますよ。」
施錠時にセコムカードを先にタッチして「解除」と表示されるなど、誤った操作をしてしまうと警報音が鳴る可能性もございます。施錠に失敗した際には、再度鍵をかけ直すか、モニターで施錠状態をしっかりと確認してください。施錠が不十分な場合、警報音やランプが作動し、場合によっては会社へ報告されることもございますので、注意が必要です。
セコムの施錠システムは、施錠後すぐに再解除された場合でも、その情報がセンターに記録されます。その後、再び解除する際には、センターへの事前通知が必要となる場合があるため、覚えておくと良いでしょう。
古い鍵の防犯性!ピッキング対策と交換のすすめ
侵入窃盗の多くは、玄関や窓の無施錠から発生していますが、鍵の防犯性も非常に重要です。特に古いタイプの鍵やシンプルな構造の鍵、例えばロータリーディスクキー、単列ピンキー、ディスクシリンダーなどは、ピッキングに弱いとされています。
ピッキングとは、鍵穴に特殊工具を差し込み、不正に鍵を解錠する侵入手口のことです。2003年9月に施行された「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」(通称:参照:警察庁)や、防犯性の高い鍵の普及により、ピッキングによる住宅侵入件数は減少傾向にありますが、依然として被害は発生しています。
ピッキングに強い鍵を選ぶポイント
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ディンプルシリンダー錠:ピンの配置や鍵の形状が複雑で、ピッキングに時間を要します。
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鍵穴のない電子錠:テンキー式や指紋認証式など、鍵穴がないためピッキングの心配がありません。
セコムでは、ピッキングに強い鍵への交換サービスも提供しています。古いタイプの鍵をお使いであれば、この機会に耐ピッキング性能が高いディンプルシリンダーへの交換をご検討ください。交換費用はMIWA PRの場合、24,100円(税込26,510円)からとされています。
サムターン回し対策として、サムターンカバーで覆ったり、対策が施されたサムターンに交換することも有効です。また、バンピング対策としては、鍵穴にカバーをする、補助錠を取り付けてワンドアツーロックにするなどの方法があります。
セコムの鍵で実現する最新の防犯対策と費用
- セコムの鍵で叶える高い防犯性とは
- セコムの玄関鍵を強化するポイント
- スマートロックで変わるセコムの鍵利用体験
- セコムの鍵交換にかかる費用はどのくらい?
- セコムの鍵に関する費用の全体像
- セコムの鍵:まとめ
セコムの鍵で叶える高い防犯性とは
防犯性を高めるためには、まず施錠の習慣が基本となります。侵入窃盗の多くが無施錠の玄関や窓から発生しているからです。セコムのライフカードは、複製が極めて困難な特殊なキーであり、たとえ不法侵入者が入手したとしても、防犯警戒状態を解除することはできません。これは、セコムのシステムが高いセキュリティレベルで設計されていることを示しています。
鍵の紛失や盗難、偽造の危険がない電子錠や生体認証システム(指静脈認証など)も、非常に高い防犯性を持ちます。これらのシステムは、物理的な鍵を必要としないため、鍵の管理に関する心配を軽減できる点が大きなメリットです。
鍵に刻印された番号を第三者に見られると、合鍵を複製されるリスクがございますので、鍵番号は隠し、カバーを付けるなどの対策を講じることが大切です。また、合鍵の作製は必要最小限に留め、郵便受けや玄関付近など人目につく場所に保管することは避けてください。
セコムステッカーは、「泥棒にとって大変都合の悪い家」というメッセージを発信し、泥棒に狙われにくい家であることの象徴となります。これは、セコムのシステムが心理的な防犯効果ももたらしていると言えるでしょう。
セコムの玄関鍵を強化するポイント
侵入窃盗は、特に共同住宅において玄関からの侵入が最も多いとされています。オートロック付きマンションにお住まいの場合でも、ご自宅の玄関鍵の防犯性能を高めることは非常に重要です。
セコムでは、玄関におすすめの防犯商品として、防犯性の高い鍵や電気錠を紹介しています。指静脈認証システム「セサモIDf」やキーレス錠「スマートTKL」などが、玄関の防犯対策として有効な選択肢となります。ご自宅の玄関ドアにどのような鍵や錠前が使われているかを知ることが、防犯強化の第一歩となりますので、一度確認してみてはいかがでしょうか。
もし、ピッキングに弱いとされるディスクシリンダー錠をお使いの場合は、ディンプルシリンダー錠への交換を強くお勧めいたします。セコムのホームセキュリティは、玄関の鍵だけでセキュリティをかけて外出できる場合があり、またセコムに鍵を預けなくてもホームセキュリティを導入することが可能です。異常発生時には警備員が外部から状況を確認するため、安心感が違います。
スマートロックで変わるセコムの鍵利用体験
セコムは、「セキュリロック・スマート」というスマートフォンアプリで鍵の開け閉めができるスマートロック(電気錠)を提供しています。これは、セコムの管理サーバーからスマートフォンに権限を付与し、パソコンから操作履歴の確認やユーザー管理ができる画期的なシステムです。
スマートロックの導入により、鍵の受け渡しが不要になり、不正な複製防止や紛失時の権限削除が容易に行えるようになります。Bluetoothで通信し、施錠・解錠の状態や履歴はセコムのセキュアデータセンターで安全に管理・閲覧できるため、セキュリティ面でも高い信頼性があります。
セキュリロック・スマートは、ドライバーで手軽に取り付けが可能で、単三乾電池で動作し、電池交換も容易です。ただし、オプションでオートロック機能を追加する場合は、専門業者による工事が必要(有料)となりますので、ご注意ください。また、有効期限設定機能があるため、一時的に鍵の権限を付与したい場合にも非常に便利です。
セキュリロック・スマートはMIWA社製の一部型番に対応していますが、扉の形状によっては取り付けできない場合もございます。導入を検討される際は、必ず事前にセコムへ確認するようにしてください。導入にかかる価格については公表されていないため、直接問い合わせが必要です。
前述の「スマートTKL」もキーレス錠の一種で、テンキー、ICカード、スマホアプリで操作ができるため、スマートロックの選択肢の一つと言えるでしょう。
セコムの鍵交換にかかる費用はどのくらい?
鍵を紛失した場合や、より防犯性の高い鍵に交換したいと考える際に、費用がどのくらいかかるのかは気になる点ではないでしょうか。セコムは、鍵に関する相談や鍵のトラブルに対応する提携サービスを提供しており、鍵交換もその一つです。
ピッキングに強い鍵への交換費用は、MIWA PRの場合で24,100円(税込26,510円)からとされています。ご自身で鍵本体を取り替える場合は、ホームセンターなどで5,000円程度から鍵が販売されていますが、防犯性や安全性を考慮すると、認定業者や工務店が取り付けるのが基本です。プッシュプル錠の交換でセコムの配線が付いている場合でも対応可能ですので、安心してご相談いただけます。
共同住宅にお住まいの場合、同じメーカーの鍵が多いことがございます。そのため、自分の部屋の鍵を交換する際には、管理会社と交渉し、許可を得る必要がある点も忘れないでください。
セコムの鍵に関する費用の全体像
セコムのセキュリティサービスには様々なプランがあり、鍵開けサービスが含まれているものもございます。鍵開けサービスの料金は、ご自宅の状況によって異なりますが、マンション・集合住宅では月額3,000円(税込3,300円)から、一戸建てでは月額4,500円(税込4,950円)からとなっており、初期費用は別途必要です。
セキュリティ対策に必要な費用は、設置機器の種類や数、工事内容、そして契約期間によって大きく変動します。インターネットを利用した自宅警備システムは、初期費用が高額(数十万円)になる傾向がありますが、月々の利用料は比較的安価なことが多いです。
| 契約形態 | 初期費用(目安) | 月額料金(目安) |
|---|---|---|
| レンタルプラン | 工事費+保証金:約83,800円 | 約7,920円 |
| 買い取りプラン | 機器料金+工事費:約413,270円 | 約5,060円 |
前述の通り、セコムのスティックキーの追加料金は1本あたり約1,000円(税込880円〜1,000円)です。また、スマートTKLの販売価格は86,500円(税込95,150円)、標準工事費用は17,300円(税込19,030円)で、合計103,800円(税込114,180円)となります。(参照:美和ロック株式会社)
これらの費用はあくまで一例であり、ご契約内容や地域によって異なる場合もございますので、詳細な費用については、セコムへ直接お問い合わせいただくことをお勧めいたします。
セコムの鍵:まとめ
ここまで、セコムの鍵に関するさまざまな情報をお伝えしてきました。最後に、記事の要点をまとめておきましょう。
- セコムの鍵にはライフカードやスティックキーといった専用のものがあります
- スティックキーは紛失時にセコムへ連絡すれば機能を無効化でき、再発行も可能です
- 鍵の複製はセキュリティ低下を招く恐れがあるため、必ずセコムに依頼しましょう
- 鍵の閉め忘れや紛失といったトラブル時にはセコムの鍵開けサービスが利用できます
- 古い鍵はピッキングに弱いため、ディンプルシリンダーなど高防犯性の鍵への交換が推奨されます
- ピッキング防止法により住宅侵入件数は減少傾向ですが、対策は依然として重要です
- 電子錠や生体認証システムは、鍵の紛失や盗難、偽造のリスクがなく防犯性が高いです
- 鍵番号の管理や合鍵の保管場所には十分注意しましょう
- セキュリロック・スマートはスマホで鍵の開け閉めができ、履歴管理も可能なスマートロックです
- スマートロックはドライバーで取り付け可能ですが、オートロック追加には工事が必要です
- 鍵交換費用はMIWA PRの場合24,100円(税込26,510円)からとなります
- ホームセキュリティの費用はレンタルと買い取りで初期費用と月額料金が異なります
- 玄関は侵入窃盗の多い箇所であるため、防犯強化が必須です
- セコムのホームセキュリティは鍵を預けなくても導入でき、異常発生時は警備員が外部確認を行います
- 疑問や不安がある場合は、早めにセコムに相談することが大切です





