60円切手はどこで買える？活用法から注意点まで徹底解説

「60円切手はどこで買えるのだろう？」という疑問をお持ちではありませんか。現在、郵便局やコンビニエンスストアでは、通常の普通切手として60円切手は販売されていません。

しかし、ご自宅に古い60円切手がある場合や、特定の目的のために探している方もいらっしゃるかもしれません。この切手は現在の郵便料金とは異なりますが、工夫次第で有効に活用できる可能性があります。

この記事では、60円切手の現在の入手方法から、賢い使い方、そして郵便料金不足で困らないための注意点まで詳しく解説いたします。この記事をお読みいただくことで、以下のメリットが得られます。

60円切手の入手方法がわかります
お手持ちの古い切手の賢い使い道を知ることができます
郵便料金不足で困る心配がなくなります
さまざまな切手の購入場所を比較できます

60円切手は現在販売されていない？基本情報を解説

現在、郵便サービスにおいて60円切手は、主要な普通切手として取り扱われていません。まずは、その背景と、どこで入手できるのか、またその価格について解説します。

60円切手は郵便局で買える？
60円切手はコンビニで買える？
60円切手の価格相場と現在の価値
60円切手の主な販売店と買い方

60円切手は郵便局で買える？

日本郵便が現在発行している普通切手の中に、60円切手は含まれておりません。現在取り扱われている普通切手は、1円、2円、5円、10円、20円、50円、85円、100円、110円、140円、180円、270円、300円、350円、500円などがあります。

特に2024年10月1日からの郵便料金改定に伴い、不足分の料金を補うための差額用切手として、16円、22円、26円、30円、40円切手などが新たに発行されています。これらの切手は、郵便局の窓口で手軽に購入することが可能です。

郵便局のネットショップでも切手を購入することはできますが、基本的にはシート単位での販売が多い傾向にあります。特定の切手の在庫状況は、各郵便局によって異なる場合がありますので、事前に確認されることをおすすめいたします。参照: 日本郵便公式サイト

一方、1982年発行の「第１次慶弔切手（慶事）「折り鶴」60円」のような、過去に発行された古い60円切手は、切手販売専門店や金券ショップなどで見つけることができるでしょう。

60円切手はコンビニで買える？

セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートといった主要なコンビニエンスストアでは、切手の購入が可能です。一般的に、85円や110円などの主要な郵便料金に合わせた額面の切手が多く取り扱われています。

店舗によっては、1円、2円、5円といった少額の切手や、最近発行された22円、26円といった差額用の切手を取り扱っている場合もございます。しかし、60円切手は現在の主要な郵便料金には含まれないため、コンビニエンスストアでの確実な取扱いは期待できないのが現状です。

切手は商品棚には陳列されていないことが多いため、購入を希望される際はレジの店員に直接伝える必要があります。コンビニでの切手購入は基本的に現金払いですが、一部店舗では電子マネー（例えばセブン-イレブンではnanaco、ファミリーマートではFamiPayなど）が利用できる場合もございます。ただし、ポイント付与の対象外となることが多いので、ご注意ください。

コンビニでは、郵便物の重さを計量するサービスは提供していません。そのため、ご自身で料金を把握してから購入されることをおすすめいたします。

60円切手の価格相場と現在の価値

60円切手の額面は、当然ながら60円です。しかし、現在の郵便料金体系においては、単独で使えるケースが限られております。

例えば、金券ショップでは、「記念切手 60円×10枚シート」のような形で、額面600円分のシートが額面よりも割引された価格で販売されていることがあります。これは、大量に購入することでコストを抑えたい場合に有効な選択肢と言えるでしょう。

利用者：「古い60円切手がたくさんあるのですが、どうすれば良いですか？」

WEBライター：「金券ショップやオンラインオークションで、お得に購入できることがありますよ。また、お持ちの切手も売却できる可能性があります。」

一方で、Yahoo!オークションなどのオンラインマーケットプレイスでは、60円切手が多数出品されており、コレクターズアイテムとして額面以上の価格で取引されるケースも散見されます。特に、特定のテーマを持つ記念切手や発行枚数が少ない切手は、その価値が高まる傾向にあります。

現在の主な郵便料金は、定形郵便物（25gまで）が85円、定形郵便物（50gまで）が110円、はがきが85円となっており、60円という額面は単独では不足する状況です。

60円切手の主な販売店と買い方

60円切手を探している場合、購入場所は大きく分けていくつかの選択肢があります。現在の普通切手として郵便局やコンビニエンスストアで直接購入することは困難ですが、古い切手や記念切手としてなら入手できる可能性があります。

まず、郵便局の窓口では、現行の普通切手や差額用の切手が販売されています。60円切手そのものは販売していませんが、不足料金を補うために現行の切手を購入することは可能です。

次に、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアでは、主に85円や110円といった主要な額面の切手が取り扱われています。こちらでも60円切手を見つけるのは難しいでしょう。

60円切手を確実に入手したい場合は、金券ショップやオンラインマーケットプレイスが主な選択肢になります。

例えば、J・マーケットやアクセスチケットといった金券ショップでは、記念切手のシートなどが額面よりも割引された価格で販売されていることがあります。また、Yahoo!オークション、メルカリ、楽天市場、Amazonなどのオンラインプラットフォームでは、個人間で古い60円切手や記念切手が出品されているケースが多数見受けられます。

買い方としては、郵便局やコンビニでは窓口やレジで直接希望を伝えます。オンラインで購入する場合は、各サイトの指示に従って注文し、支払いを行います。支払い方法は、郵便局やコンビニでは現金が主流ですが、一部電子決済が可能な場合もございます。オンラインではクレジットカード決済や銀行振込などが一般的です。

60円切手の具体的な使い道と注意点

お手元に60円切手がある場合、どのように活用すれば良いのでしょうか。ここでは、その具体的な使い道と、郵便料金を過不足なく送るための注意点について詳しくご紹介します。

はがきに60円切手を使う方法
ミニレターに60円切手を使う方法
複数枚の切手を組み合わせて使うルール
郵便料金が不足した場合の対処法
60円切手のシート購入について
まとめ：60円切手の賢い使い方

はがきに60円切手を使う方法

現在の通常はがきの郵便料金は、2024年10月1日からの料金改定により85円となっています。そのため、お手持ちの60円切手を単独ではがきに貼って郵送すると、料金が不足してしまいます。

もし60円切手をはがきに活用したい場合は、不足分の切手を貼り足す必要があります。例えば、60円切手を1枚貼るならば、残りの25円分の切手（例：20円切手1枚と5円切手1枚、または新たに発行された22円切手など）を追加で貼ることで、合計85円を満たすことが可能です。

過去には、はがきの料金が50円、52円、62円などと変遷してきました。そのため、古い料金のはがきに60円切手が印刷されている場合もございますが、こちらも現在の料金との差額を補う必要があります。

はがきに複数枚の切手を貼る際には、切手を貼る位置やデザインにも配慮すると良いでしょう。一般的には、はがき表面の左上、または右上の指定された位置に収まるように貼ることがマナーとされています。

ミニレターに60円切手を使う方法

ミニレター（郵便書簡）の現在の料金は、25g以内であれば85円です。したがって、60円切手を単独でミニレターに貼って送ることはできません。はがきの場合と同様に、不足分の料金を補うための切手を追加で貼り足す必要があります。

前述の通り、金券ショップなどでは、過去に発行された料金60円のミニレターが「バラ」として買取・販売されていることがあります。もしこのような古いミニレターをお持ちの場合は、現在の料金に合わせて追加で切手を貼るか、コレクションとして保管するかの選択肢があるでしょう。

ミニレターは、便箋と封筒が一体になった便利な郵便物で、手紙とともに薄い写真やギフトカード、メモなどを送ることが可能です。ただし、現金や厚みのあるものは送ることができませんので、内容物には注意してください。ミニレターは主に郵便局の窓口で購入できますが、コンビニエンスストアや書店での取り扱いはほとんどありません。

複数枚の切手を組み合わせて使うルール

お手持ちの60円切手を最も現実的に活用する方法の一つは、他の切手と組み合わせて使うことです。郵便料金を満たすために、複数枚の切手を貼ることに法的な制限はありません。

ただし、切手を貼る際にはいくつかのマナーがあります。一般的に、切手は封筒やはがきの表面の左上（縦長の郵便物の場合）または右上（横長の郵便物の場合、縦に置いたときに左上）にまとめて貼るのが良いとされています。

複数の切手を貼る際のポイント

縦7cm、横3.5cm程度の範囲に収めることが推奨されています
切手を重ねて貼ったり、セロハンテープなどで貼ったりするのは避けてください
ビジネスシーンや目上の方への手紙では、切手の枚数を抑える配慮も大切です

郵便料金が改定された際には、以前の料金の切手と、新しく発行された差額切手を組み合わせて使用することが一般的です。これにより、古い切手を無駄なく利用することができます。

郵便料金が不足した場合の対処法

万が一、送ろうとした郵便物の料金が不足していた場合、その郵便物は通常通り配達されません。郵便料金が不足していた場合の対応は、主に二つのパターンに分けられます。

差出人への返送: 差出人の住所が記載されていれば、郵便物は差出人に返送されます。この際、不足料金と手数料を差出人が支払う必要があります。
受取人への通知と配達: 差出人が不明な場合や、郵便局の判断により、受取人に「料金不足」の通知が届き、受取人が不足料金と手数料を支払うことで郵便物を受け取ることができます。これを「不足料金受取人払」といいます。

受取人が郵便物の受け取りを拒否することも可能です。その場合、郵便物は差出人に返送されるか、最終的には処分されることもあります。たった1円の不足であっても、料金不足として処理されてしまいますので、郵便物を送る際は料金を正確に確認することが非常に大切です。特に2024年10月1日の郵便料金改定により、料金不足が発生しやすくなっていますので、ご注意ください。参照: 郵便料金について

60円切手のシート購入について

60円切手は、記念切手や古い普通切手の場合に、シート単位で販売されていることがあります。これらのシートは、コレクターアイテムとして、また郵便料金の調整用として利用されることがあります。

記念切手のシートは、通常5枚、10枚、20枚、50枚綴りのものが存在します。金券ショップでは、「記念切手 60円×10枚シート」のように、額面600円分のシートが額面よりも割引された価格で販売されていることが多いです。

また、Yahoo!オークションや楽天市場、メルカリなどのオンラインストアでも、60円切手のシート（特に記念切手や古い普通切手）が多数出品されています。これらのプラットフォームでは、様々なデザインの60円切手シートを見つけることができるでしょう。

しかし、日本郵便のネットショップでは、主に現行の普通切手がシート単位で販売されており、60円切手は現行の普通切手一覧には含まれておりません。

【60円切手主要購入場所の比較】

購入場所	主な取扱切手	60円切手の有無	価格帯	利便性
郵便局	現行普通切手、差額切手	現行品はなし（古いものは稀）	額面通り	営業時間内
コンビニ	現行主要額面切手（85円、110円など）	ほぼなし	額面通り	24時間営業
金券ショップ	記念切手、旧普通切手	あり（シート単位が多い）	額面より割引あり	店舗による
オンライン	記念切手、旧普通切手	多数あり	額面以上の場合も	24時間購入可