徹底比較!セコムとアルソック違いを解説【料金・サービス】

徹底比較!セコムとアルソック違いを解説【料金・サービス】

ご自宅や大切な財産を守るために、ホームセキュリティの導入をご検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、日本の警備業界を牽引するセコムとアルソックの違いについて、詳しく知りたいと考えている方も多いでしょう。どちらの会社も高い知名度を誇り、多岐にわたるサービスを提供していますが、ご自身のニーズに合った選択をするためには、それぞれの特徴を正確に把握することが重要です。

この記事では、セコムとアルソックのサービス内容や料金、補償、導入後の注意点まで、あらゆる側面から比較検討いたします。最適な警備会社を選ぶための具体的な情報を、分かりやすくお伝えしてまいります。

  • セコムとアルソック、それぞれのサービス内容と料金体系が分かります
  • ご自身のライフスタイルや予算に合った警備会社を見つけられます
  • 導入から解約までの費用や注意点を事前に把握できます
  • 法人向けサービスの違いについても理解が深まります

セコムとアルソックの基本を徹底比較

  • セコムとアルソックのサービス概要
  • 料金プランの違いを徹底解説
  • 駆けつけ体制と警備員の比較
  • 補償内容と契約プランの選択肢
  • ホームセキュリティの機能差
  • 法人向けセキュリティサービスの特色

セコムとアルソックのサービス概要

日本には多くの警備会社が存在していますが、中でもセコムとアルソックは、その規模と実績において群を抜いています。両社は日本の警備業界において、契約件数でシェアのほとんどをカバーしている大手企業です。多くの方がご存知の通り、ホームセキュリティは防犯対策の根幹をなすサービスですが、実はそれ以外にも幅広い事業を展開しております。

例えば、一般的なオフィスや店舗、マンション、大型ビル、医療機関、さらには自治体向けに至るまで、多様な施設に対してセキュリティサービスを提供していますね。そのため、個人宅だけでなく、ビジネスシーンにおいても両社のサービスは重要な役割を果たしています。

料金プランの違いを徹底解説

警備会社を選ぶ際に、料金は最も気になるポイントの一つでしょう。結論から申し上げますと、アルソックは月額料金、初期費用ともにセコムより安い傾向にあると言えます。具体的なプランで見てみましょう。

セコムのホームセキュリティNEO(一戸建て向け)のレンタルプランは、月額料金が8,492円、初期費用は工事費のみで57,750円かかるのが一般的です。一方でアルソックのホームセキュリティBasic(3LDKの例)の場合、お買い上げプランでは月額3,740円、レンタルプランでは月額6,853円で利用できます。

また、アルソックには初期費用を抑えたい方にとって魅力的な「ゼロスタートプラン」もあります。こちらは初期費用が0円で、月額料金は7,667円にて利用開始できる点が特徴的ですね。

項目 セコム(ホームセキュリティNEO・レンタル) アルソック(ホームセキュリティBasic・レンタル) アルソック(ゼロスタートプラン)
月額料金 8,492円 6,853円 7,667円
初期費用 57,750円(工事費のみ) 要問い合わせ(プランによる) 0円

ただし、料金面で注意したい点もございます。セコムとアルソックは、原則として警備員出動料金が無料です。しかし、アルソックの場合、センサー異常以外の依頼による駆けつけは、1回につき3,300円の費用が発生する場合がありますので、この点は事前に確認しておくことをおすすめいたします。

駆けつけ体制と警備員の比較

緊急時に警備員がどれだけ早く駆けつけてくれるかは、セキュリティサービスの最も重要な要素の一つです。セコムは業界最大手として、全国に約2,500〜2,600カ所の緊急発進拠点を設けています。対するアルソックも業界第2位として、全国約2,400カ所の待機場所を持っており、両社ともに充実した体制を整えているのが現状です。

実際の駆けつけ時間に関しては、セコム、アルソックともに5〜15分程度で到着することが多く、大きな差はないとされています。法律では、警備業法に基づき25分以内に到着するよう定められていますので、両社ともにこの基準を十分にクリアしていると言えるでしょう。

警備業法について
警備業法では、警備員が緊急時に駆けつけるまでの時間に関する規定があり、事業者は適切な体制を整備する必要があります。この法律は、警備サービスの質を保ち、利用者の安全を確保するために重要な役割を担っています。具体的な警備業法の詳細については、参照: 警察庁ウェブサイトをご確認ください。

また、警備員が出動した場合の追加料金についてもご説明します。原則として、警備員が駆けつけた際の追加料金はかかりません。しかし、前述の通り、アルソックではセンサー異常以外の利用者からの依頼による駆けつけの場合、別途料金が発生する可能性がありますので、ご契約時には必ず確認なさってください。

補償内容と契約プランの選択肢

万が一の事態に備えて、補償内容も重要な比較ポイントです。セコムは、盗難や建物の修復費用見舞金など、最大補償額がアルソックよりも手厚い傾向にあります。例えば、火災保険の範囲外となるような被害が発生した場合でも、セコムの補償が手厚いと感じる方も多いようです。

一方、アルソックの補償は、一律10万円のお見舞金程度となっているケースが一般的です。そのため、手厚い補償を求めるのであれば、セコムの方が安心感があると言えるでしょう。

サービスプランの選択肢にも違いがあります。セコムは、基本的には「セコム・ホームセキュリティNEO」という一つのパッケージプランが主軸となっています。これに対し、アルソックは「オンラインセキュリティ」や「セルフセキュリティ」など、複数のプランからご自身のニーズに合わせて選択できる点が特徴です。例えば、自分で警備操作を多く行いたい方にはセルフセキュリティプランが適しているかもしれません。

ホームセキュリティの機能差

セコム アルソック違いの一つとして、ホームセキュリティの機能性にも注目してみましょう。どちらの会社も、24時間365日、外出時、在宅時、就寝中を問わず住まいを見守り、異常を感知した際にはガードマンが駆け付けるサービスを提供しています。基本的なシステムは共通していると言えますね。

セコムのプラン「セコム・ホームセキュリティNEO」には、ホームコントローラー、窓・扉周りの防犯センサー、空間センサー、火災センサー、非常ボタンなどが標準で含まれています。AI技術やIoT機器を積極的に導入しており、より先進的なセキュリティ体験を提供しています。

対してアルソックのプラン「ホームセキュリティBasic」には、コントローラー、開閉センサー、空間センサー、遠隔非常ボタン、ALSOKライトなどが含まれています。アルソックは堅実な機能性を重視し、コストを抑えながらも必要十分な防犯機器を提供している印象です。つまり、セコムは多機能・多目的で防犯+αのサービスが強く、アルソックはシンプルで防犯に特化している、と感じる方が多いでしょう。

法人向けセキュリティサービスの特色

個人宅向けのホームセキュリティだけでなく、法人向けのサービスも両社ともに充実しています。セコムとアルソックの違いは、法人向けサービスにおいてもそれぞれの強みが表れています。

アルソックは、警備や受付にロボットを使用するサービスを提供しており、時代のニーズに合わせた新しい警備の形を提案しています。また、赤外線サーモグラフィ装置によるインフルエンザ等の感染症対策なども提供しており、企業の健康管理にも貢献していますね。

一方でセコムは、コンピュータからの情報漏洩防止サービス「セコムプレミアムネット」や、万引きを防ぐ不正持ち出し監視システムを提供し、企業の情報資産や物理的な資産を守ることに注力しています。特にセコムの「Winny検知サービス」は、ファイル共有ソフトの利用をリアルタイムで検知し無効化する機能があり、約7,400種以上のファイル共有ソフトに対応している点が強みと言えるでしょう。

失敗しない選び方と導入後の注意点

  • どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ
  • 防犯カメラ導入のポイント
  • 導入費用と初期コスト
  • 解約時の注意点と費用
  • セコムとアルソック違いのまとめ

どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ

「セコムとアルソック、結局どちらが良いのだろう?」と悩む方は多いでしょう。ここでは、あなたのニーズに合わせた選び方のヒントをお伝えします。

あなたはどちらを重視しますか?

  • 料金の安さを重視するならアルソックが適しています。初期費用を抑えられるゼロスタートプランは魅力的ですね。
  • 業界最大手の安心感や手厚い補償を求めるならセコムがおすすめです。万が一の時に備えたい方には良い選択肢です。

具体的な住宅タイプ別で見てみると、戸建て住宅の場合、料金面ではアルソックがお得な傾向があります。一方で、マンションやオフィスの場合、セコムの方が料金面でお得な傾向があるという声も聞かれますので、ご自身の状況に合わせて比較検討してみてください。高性能な機器を活用したい方や、万が一の際に手厚い補償を必要とする方には、セコムが推奨されますね。コストパフォーマンスを重視する方には、アルソックが向いていると言えるでしょう。

防犯カメラ導入のポイント

ホームセキュリティを導入する際、防犯カメラの設置も検討される方は多いでしょう。セコム、アルソックともにオプションで防犯カメラを設置できます。カメラを設置することで、空き巣などの犯罪者が侵入を諦める可能性が高まるため、高い防犯効果が期待できますね。

アルソックの屋外カメラは、赤外線レンズで暗闇にも対応し、防水・防塵性能も備えています。200万画素のフルハイビジョンで記録するため、鮮明な映像を残すことが可能です。セコムの屋外カメラは、センサーで自動的に記録を開始し、不審者を威嚇するライトを装備している点が特徴です。最大4台までのカメラ画像をホーム画面で一括確認でき、1年間の保証も付いています。

防犯カメラ導入の賢い選択
警備会社経由で防犯カメラを導入すると、高品質な製品と専門家による設置・管理が期待できます。しかし、カメラによっては高額になることもあります。場合によっては、ご自身で高性能な防犯カメラを購入し、設置した方がコストを抑えられる可能性もございます。まずはそれぞれの見積もりを比較してみることをおすすめいたします。

防犯カメラは、犯人逮捕の証拠としても非常に有効です。事件の早期解決にもつながりますので、導入を検討する価値は十分にあります。

導入費用と初期コスト

警備システムの導入費用は、契約形態や設置する機器によって大きく変動します。結論として、アルソックの方が初期費用が安い傾向にあると言えますね。特に、アルソックには初期費用が0円で始められる「ゼロスタートプラン」があるため、初期コストを極力抑えたい方にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

一方でセコムのレンタルプランでは、初期費用に加えて保証金が必要となる場合があります。レンタル契約と買い取り契約の違いも把握しておくべきです。レンタル契約は、初期費用を抑えることができますが、長期間使用するとトータルコストが割高になる可能性もあります。反対に買い取り契約は、初期費用が高くなりますが、月額料金を抑えられるメリットがございます。

導入費用は見積もりで確認を
導入費用は、取り付けるセンサーや機器の数、住宅の大きさや構造によって大きく変動いたします。そのため、必ず複数社から見積もりを取り、ご自身のニーズに合った費用対効果の高いプランを選ぶことが重要です。安易に料金だけを見て判断せず、サービス内容とのバランスを考慮してください。

導入を検討する際は、月額料金だけでなく、初期費用や保証金、工事費など、全てのコストを含めて比較することが肝要です。

解約時の注意点と費用

警備サービスを導入する際には、将来的な解約についても事前に確認しておくことが大切です。特に、セコムとアルソック違いの中でも、解約金に関する規定は重要なポイントとなります。

アルソックは、基本的に解約金がかからないという特徴があります。ただし、契約期間中(一般的に5年未満)の中途解約の場合には、残りの契約期間分の費用を支払う必要がある点には注意が必要です。つまり、途中解約でも金銭的な負担が発生する可能性はあります。

一方、セコムの場合、解約時に費用が発生するケースが多いです。具体的には、レンタルの場合は保証金(20,000円程度)が返還されず、さらに撤去工事費として1万円〜2万円程度が必要になることがあります。それに加えて、残りの契約期間の月額料金の一部(目安として1/5程度)が請求される可能性もございます。そのため、セコムを契約する際には、解約条件をしっかりと確認しておくことが大切です。

レンタル契約の場合、解約時には設置された機器を取り外す必要があり、その撤去工事に費用がかかることがあります。また、取り外し後の壁の穴や跡などの補修は、自己負担となる場合がありますので、この点も考慮に入れてください。買い取り契約であれば、解約後も機器はそのまま残りますが、その後のメンテナンスや使用方法についてはご自身で管理することになります。

セコムとアルソック違いのまとめ

ここまで、セコムとアルソックの様々な違いについて詳しく見てまいりました。最後に、両社の主要なポイントを箇条書きでまとめます。

  • セコムは業界最大手で、契約件数・売り上げともにトップである
  • アルソックはセコムに次ぐ業界第2位の警備会社である
  • アルソックは月額料金、初期費用ともにセコムより安い傾向にある
  • セコムは盗難や建物の修復費用見舞金など、補償内容が手厚い
  • アルソックは依頼による駆けつけで別途料金が発生する可能性がある
  • セコムは「ホームセキュリティNEO」が主軸プランである
  • アルソックは複数のプランから選択できる柔軟性がある
  • セコムはAI・IoTを活用した先進的なサービスを提供している
  • アルソックは堅実な機能性を重視し、コストパフォーマンスに優れる
  • 駆けつけ時間には大きな差はないが、セコムの方が拠点数が多い
  • 法人向けサービスも両社それぞれに特色ある展開をしている
  • 初期費用を抑えたいならアルソックのゼロスタートプランが選択肢になる
  • 解約時にはセコムの方が費用がかかるケースが多い
  • 防犯カメラはオプションで設置可能だが、費用を比較検討するのが良い
  • ご自身の予算や求める安心感、サービス内容に応じて最適な選択を
  • 導入前には必ず複数社から見積もりを取り、比較検討することが重要です