パラコードはどこで買える?種類から活用術まで徹底解説
パラコードは、その強度と多様な用途から、アウトドアやDIY、手芸など幅広いシーンで活躍する万能なロープです。しかし、「どこで買えるのか」「どのような種類を選べば良いのか」と迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、パラコードの主要な購入場所から、種類や強度、さらには具体的な活用方法までを詳しく解説しています。きっとあなたにぴったりのパラコードを見つけ、さらにその魅力を最大限に引き出すお手伝いができるでしょう。
この記事を読むことで、以下のメリットが得られます。
- パラコードの主要な購入場所を網羅的に把握できます
- 用途に合わせたパラコードの最適な選び方がわかります
- パラコードの値段や強度に関する疑問が解消されます
- キャンプや手芸での具体的な活用術を学ぶことができます
パラコードはどこで買える?主要な購入場所をご紹介
- ホームセンターでの購入
- 100均での購入
- Amazonでの購入
- 手芸店での購入
- 通販サイトでの購入
- 東急ハンズでの購入
ここでは、パラコードが購入できる主要な場所について詳しく見ていきましょう。それぞれの場所には、品揃えや価格帯に特徴がありますので、ご自身のニーズに合わせて最適な購入先を選ぶことが大切です。
ホームセンターでの購入
ホームセンターは、パラコードを手軽に購入できる場所の一つです。キャンプ用品やアウトドア用品が充実している店舗であれば、様々な種類のパラコードを見つけることができるでしょう。具体的には、コーナンやカインズ、DCM、コメリといった大手ホームセンターでの取り扱いが確認されています。
【ホームセンターで見つかるパラコードの例】
・コーナン: アウトドア用品コーナーにて販売されています。
・カインズ: 「高儀 パラメイトロープ 反射材入」や「ユタカメイク パラメイトロープ 反射タイプ」などのパラコードを取り扱っています。
・DCM: 「トラスコ中山 パラコード」や「Amina Collection アウトドアコード」などが販売されています。
・コメリ: 「ユタカメイク パラメイトロープ」、「TRUSCO パラコード 4mmx15m OD」といった耐久性・耐水性の高いロープも取り扱っています。
これらの店舗では、梱包や結束用、テント設営時のロープとして利用できるナイロンやポリエステル製のパラコードが主に取り扱われています。実際に手に取って色や太さを確認できる点が大きなメリットと言えるでしょう。
100均での購入
手軽にパラコードを試してみたい方には、100円ショップがおすすめです。ダイソーやセリアといった100均でも、パラコードが販売されています。
【100均パラコードの特徴】
・ダイソー: アウトドア用品コーナーや手芸コーナーにあります。直径約3mm~4mm、耐荷重は約40kg~100kgと紹介されることが多いです。カラーバリエーションも豊富で、手頃な価格で試すことができます。
・セリア: ハンドメイド用品売り場や紐が並んでいるコーナーで、幅約5mm、長さ2mの平タイプパラコード(ポリプロピレン100%)が手に入ります。発色が良く、手芸用途に特に適しています。
・キャンドゥ: 定期的な取り扱いは少ないものの、季節のキャンプグッズとして入荷する可能性があります。
100均のパラコードは、本格的なアウトドアでの使用には強度が足りない場合もありますが、ブレスレットやキーホルダーなどのちょっとした手芸や、簡単な結束用途には十分活躍します。まずは安価で試してみたいという場合に最適です。
「100均のパラコードって、手軽に始めたい時に便利ですね!」「色もたくさんあって、選ぶのが楽しいです。」
Amazonでの購入
幅広い種類のパラコードを比較検討したい場合は、Amazonが非常に便利です。Amazonでは、国内外の様々なブランドのパラコードが豊富に取り揃えられています。
【Amazonで見つかるパラコードの例】
・BROTREE: コストパフォーマンスに優れ、強度と色の種類が豊富です。
・Ueasy: 100m巻きの4mm7芯ナイロン製パラコードは耐荷重250kgとされます。
・Abma Cord: 11芯750ポンド(耐荷重340kg)の4.2mm30mパラコードなど、高強度タイプも扱っています。
・Rothco: 軍用品としても知られる7芯タイプIII(耐荷重約250kg)のナイロン製パラコードは、約1,500円で購入できます。
Amazon限定ブランドの製品もあり、レビューを参考にしながら品質や強度、価格をじっくり選べるのが大きなメリットです。また、長さや太さ、芯の数など、細かな条件で検索できるため、特定の用途に合わせたパラコードを見つけやすいでしょう。
手芸店での購入
主に手芸やアクセサリー作りにパラコードを使いたい場合は、手芸店での購入が適しています。ユザワヤなどの大手手芸用品店では、手芸用途に特化したパラコードが販売されていることが多いです。
メルヘンアートの「アウトドアコード」は、太さ約3mmでハンドメイドに使いやすく、5m巻きや100m巻きがあります。また、関西にはParacordFactoryのように材料販売やワークショップを行うパラコード専門店も存在します。オンラインショップを展開している手芸店も多く、自宅から手軽に購入することも可能です。
通販サイトでの購入
Amazon以外にも、パラコードを専門に取り扱う通販サイトや、アウトドア用品に特化したオンラインショップでも購入できます。楽天市場やYahoo!ショッピングなども選択肢の一つです。
特に、専門の通販サイトでは、MIL規格(軍事規格)に準拠した高品質なパラコードや、珍しいカラー、特殊な機能を持つパラコードを見つけることができます。例えば、「Kikugoros of Paracord」ではアメリカ工場からMil-spec準拠のパラコードを直接仕入れており、「PARACO」は東京下町生まれの日本初のパラコード専門ブランドとして、日本の伝統色を取り入れた製品を展開しています。
【専門通販サイトのメリット】
・高品質なMIL規格パラコードが入手できることがあります。
・一般の店舗では見かけないような珍しい種類やカラーを選べます。
ただし、実際に手に取って確認できないため、写真や説明文、レビューをよく確認してから購入することをおすすめします。参照:MIL規格パラコードとは
東急ハンズでの購入
東急ハンズは、DIY用品からクラフト用品まで幅広い商品を扱うため、パラコードの取り扱いも期待できます。ハンズ渋谷店では、PARACOのパラコード5Mとキットが販売されている実績があります。
また、手芸店でも紹介したメルヘンアートの「アウトドアコード」も、ネイビーやレッドなどのカラーが取り扱われています。ハンズネットストアでも「パラコード」関連商品を検索できますので、お近くに店舗がない場合でもオンラインで確認してみるのも良いでしょう。他の店舗と同様、実際に商品を手に取って品質や色味を確認できる点が魅力です。
パラコードの種類・強度・活用術
- パラコードの種類と選び方
- パラコードの値段と強度について
- キャンプでのパラコード活用術
- 手芸でのパラコード活用術
- まとめ
ここでは、パラコードを選ぶ上で重要なポイントとなる「種類」や「強度」、そして具体的な「活用術」についてご紹介します。ご自身の用途に合ったパラコードを見つけるための参考にしてください。
パラコードの種類と選び方
パラコードには様々な種類があり、素材、太さ、芯の数によってその特性が大きく異なります。用途に合わせて適切な種類を選ぶことが大切です。
素材による違い
| 素材 | 特徴 | 主な用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ナイロン製 | 衝撃吸収性、強度、耐久性に優れています。 | 難易度の高い登山など本格的なアウトドア | 水を吸収して硬くなる性質があります。 |
| ポリエステル製 | 耐久性、耐水性、劣化しにくさに優れます。 | アクセサリー、汎用的な使用 | ナイロン製には強度がやや劣ります。 |
| ポリプロピレン製 | 軽量で耐水性に優れ、価格が安いです。 | 水辺のレジャー、ちょっとした結束 | 長時間紫外線に当たると劣化しやすく、強度も劣ります。 |
このように、素材によって得意な用途が異なります。例えば、本格的なアウトドアにはナイロン製が、アクセサリー作りにはポリエステル製が適していると言えるでしょう。
太さと芯の数による違い
パラコードの太さは一般的に2mm~9mmが見られ、キャンプでは3mmか4mmがよく使われます。太いものは強度が高い反面、雨水が伝ってタープ内へ侵入するなどのデメリットもあります。逆に細いものは結び目が解きにくいことがあります。
芯の数も強度に影響を与えます。5芯、7芯、9芯、11芯などがあり、芯の数が多いほど強度が増すのが一般的です。7芯が最も普及しており、タイプIII(550パラコード)と呼ばれ、耐荷重約250kgとされています。
【パラコードの種類を選ぶ際の注意点】
・太いパラコード(4mm以上)は、雨水が伝いやすい場合があります。
・細いパラコード(2mmなど)は、結び目が解きにくくなることがあります。
特殊なパラコード
中には、反射材が編み込まれた「リフレクトパラコード」や、暗闇で発光する「蓄光タイプ」のパラコードもあります。夜間の視認性を高めたいキャンプ用途などに便利です。また、火口になるコードが含まれているものもあり、緊急時に役立つ可能性もありますが、実用性は低いとされています。
パラコードの値段と強度について
パラコードの価格は、購入場所やブランド、長さ、種類によって大きく変動します。100均であれば110円(税込)で購入できますが、専門性の高い製品では数千円となることもあります。
Amazonでは、Rothcoの7芯タイプIII(30m)が約1,500円で販売されているほか、楽天市場でも4mm7芯約31mのものが1,300円程度から見つかります。一方で、コメリのポリプロピレンロープは10mで約300円と安価なものもあります。
パラコードは、もともとパラシュートを支えるために作られたため、非常に高い強度を持つことが特徴です。芯の数が多いほど、また素材がナイロンであるほど強度は増します。
【主要なパラコードの耐荷重例】
・タイプIII(550パラコード): 耐荷重約250kg(550ポンド)です。
・タイプIV: 耐荷重約320kgです。
・Ueasy 4mm 7芯: 耐荷重250kgです。
・Abma Cord 11芯 750ポンド: 耐荷重340kgです。
・DANOFYテント用パラコード(12芯): 耐荷重400kgです。
・ヤマハ パラコード6mm(ダイニーマロープ): 破断強度1540kgfです。
MIL規格のパラコードは、軍隊でも使用されるほどの耐久性と強度を誇り、本格的な登山など過酷な環境での使用にも対応できるとされています。ただし、100均のパラコードは、紹介されている耐荷重が約40kg~100kgであることが多く、本格的な使用には不向きな場合があるため、用途に応じた強度選びが重要です。
キャンプでのパラコード活用術
パラコードは、その強度と軽さからキャンプシーンで非常に重宝されます。様々な用途で活用できるため、一つ持っておくと大変便利です。
まず、テントやタープの張り綱(ガイロープ)として使用できます。視認性の高いカラーを選ぶことで、夜間の引っかかり事故を防ぐことも可能です。また、物干しロープやハンモックの吊り縄としても汎用的に使えます。
その他にも、荷物の結束や固定、靴紐の代わり、衣類が破れた際の補修糸など、アイデア次第で多岐にわたる使い方ができます。さらに、火口になるコードが含まれる特殊なパラコードは、緊急時に火をおこす道具としても利用できるとされていますが、その実用性は限定的であるため、過度な期待は避けるべきでしょう。キャンプギアのカスタムに利用するキャンパーも多く、個性を出すアイテムとしても人気です。様々な結び方を覚えることで、さらに活用の幅が広がります。参照:パラコードの結び方ガイド
手芸でのパラコード活用術
パラコードは、手芸材料としても非常に人気があります。特に、丈夫でおしゃれなアクセサリー作りには最適です。
ブレスレットやキーホルダー、ストラップなどのアクセサリーは、パラコードを使った手芸の代表例です。編み方には、フィッシュテール、コブラステッチ(平編み)、スネークノットなど、様々なバリエーションがあり、飽きることなく楽しめます。また、犬のリードや首輪の作成にも使われることがあり、オリジナリティあふれるアイテムを作ることが可能です。
【パラコード手芸に必要な道具】
・ライター(切り口の処理に)
・ハサミ
・メジャー
・カラビナなどのパーツ
手芸メーカーのメルヘンアートからも「アウトドアコード」が販売されており、パラコード専門のハンドメイド本や手芸キットも豊富にあります。100均のパラコードも、気軽に手芸を始めるには十分な品質を持っています。ただ、リボンも代用品として使えますが、耐久性においてはパラコードに劣る点にご注意ください。
まとめ
- パラコードはホームセンター、100均、Amazon、手芸店、通販サイト、東急ハンズなどで購入できます
- 各購入場所によって品揃えや価格帯、メリットが異なります
- 100均のパラコードは手芸や簡単な結束に適していますが、本格的な使用には強度が足りない場合があります
- Amazonや専門通販サイトでは、種類の多さや高強度なMIL規格パラコードの入手が可能です
- パラコードの素材はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンがあり、それぞれ特性が異なります
- 太さや芯の数によって強度や用途が変わり、タイプIII(550パラコード)が一般的です
- リフレクトタイプや蓄光タイプなど、特殊なパラコードも存在します
- パラコードの価格は、製品の種類や購入場所によって幅広い選択肢があります
- パラコードの強度は、芯の数や素材に大きく依存し、耐荷重250kgを超えるものも多いです
- MIL規格パラコードは非常に高い耐久性と強度を誇ります
- キャンプではテント・タープの張り綱、物干しロープ、荷物固定など多岐にわたる活用が可能です
- 手芸ではブレスレット、キーホルダー、犬のリード作りなどに人気があります
- パラコード手芸には、ライター、ハサミ、メジャーなどの道具が必要です
- 用途に合わせた種類や強度を選ぶことが、パラコードを最大限に活用する鍵です
- 購入前には、商品の詳細情報やレビューをよく確認することが大切です





