大人向けキックボードはどこで買える?選び方や公道ルールも解説

大人向けキックボードはどこで買える?選び方や公道ルールも解説

大人向けのキックボード購入を検討されているものの、「どこで買えるのだろう」「選び方が分からない」「公道を走れるの?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。近年、通勤や短距離移動の手段として大人用キックボードの需要が高まっていますが、購入場所や利用に関するルールが多岐にわたるため、迷ってしまうこともありますよね。

この記事では、大人用キックボードの購入場所から、失敗しないための選び方、そして特に重要な公道利用のルールまで、詳しく解説しています。この情報を通じて、あなたの疑問を解消し、最適なキックボード選びのお手伝いをいたします。

  • 大人用キックボードが買える場所が具体的に分かります
  • 足漕ぎ式と電動式それぞれの購入ポイントを把握できます
  • ご自身のライフスタイルに合ったキックボードの選び方が理解できます
  • 公道走行に関する最新のルールと注意点が明確になります

大人用キックボードの購入場所と種類

  • 大人用キックボードはどこで買える?【実店舗編】
  • 大人用キックボードはどこで買える?【通販サイト編】
  • 大人用キックボードの専門店はどこ?
  • 電動キックボードはどこで買える?購入時の注意点
  • 試乗できる場所は?

大人用キックボードはどこで買える?【実店舗編】

大人用キックボードは、意外と身近な店舗で手軽に購入できます。例えば、ドン・キホーテトイザらスといった量販店では、比較的手頃な価格帯のモデルを見つけることができるでしょう。また、カインズコーナンなどのホームセンター、イオンなどの総合スーパーでも取り扱われていることがあります。

より専門的な視点で選びたい場合には、スポーツデポゼビオといった大型スポーツ用品店がおすすめです。ここでは、実際に商品を手に取って重さやハンドルの握り心地、折りたたみやすさなどを確認できます。店員の方に直接質問し、アドバイスをもらうことも可能ですので、納得のいく一台を選びたい方には最適な場所と言えるでしょう。

一部の家電量販店、例えばビックカメラヨドバシカメラなどでは、電動アシスト自転車などを扱うコーナーで、電動キックボードやそれに近い移動具として取り扱われているケースもございます。自転車専門店でも、キックボードを販売している店舗が存在しますので、足を運んでみるのも良い方法です。

「実店舗でキックボードを見るメリットは何ですか?」

「やはり、実物を見て触れることで、イメージと実際の使用感のギャップをなくせる点が大きいですね。特に、折りたたみ機能などは実際に試してみると便利さがよく分かります。」

大人用キックボードはどこで買える?【通販サイト編】

自宅にいながら幅広い選択肢から選びたい場合は、通販サイトの利用が便利です。楽天市場Amazonといった大手通販サイトでは、数多くの大人用キックボードが販売されており、価格やレビューを比較しながら検討できます。また、家電量販店のオンラインショップでも購入が可能です。

中古品でも良いとお考えであれば、メルカリなどのフリマサービスも選択肢の一つとなります。思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。S.Darwinのような国内ブランドも、主要な通販サイトで手軽に手に入れられます。

通販サイト利用のメリットとデメリット

  • メリット: 品揃えが豊富で価格比較がしやすい、自宅に配送される手軽さ
  • デメリット: 実物を確認できないため、サイズ感や操作感がイメージと異なる場合がある

大人用キックボードの専門店はどこ?

より高品質なモデルや、特定のブランドを求めている方には、キックボード専門店の利用が最適です。マイクロスクーターは、スイスで創業したキックボードのプレミアムブランドであり、子ども用から大人用まで幅広い製品を展開しています。日本初の直営店であるマイクロスクーターお台場アクアシティでは、キックスクーターやヘルメットなどのアクセサリーが豊富に揃っており、日本で一番の品ぞろえを誇ります。広い店内で試乗も可能ですので、実際に乗り心地を確かめてから購入したい方におすすめです。

電動キックボードの購入を検討している場合は、専門店の利用が特に推奨されます。電動キックボード専門店「SWALLOW公式ストア」では、公道走行可能な電動キックボードを取り扱っており、本店と新宿で定期的に試乗会を開催しています。購入前にはぜひ試乗して、ご自身に合った一台を見つけてください。

電動キックボードはどこで買える?購入時の注意点

電動キックボードは、前述の通り家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)や、Amazon・楽天市場などの通販サイト、電動キックボード専門店などで購入できます。

購入の際には、特に公道走行に関するルールに注意が必要です。2023年7月1日以降、特定小型原動機付自転車として分類される電動キックボードは、新たに設けられた保安基準を満たす必要があります。これには、最高速度表示灯や尾灯などが含まれます。

電動キックボード購入後の必須事項

ナンバープレートの装着や自賠責保険の加入は、規制緩和後も引き続き必須です。これらの手続きを怠ると、公道での走行ができませんので、購入後は速やかに手続きを行いましょう。(参照: 警察庁HP

本体価格については、約10,000円から50,000円程度のモデルが多く見られますが、特定小型原動機付自転車として公道走行可能な製品は、79,800円からの価格帯が一般的です。例えば、COSWHEELブランドの2025年最新モデルは、特定小型原付として免許不要でありながら定格500Wのハイパワーモーターを搭載し、サドルも標準装備されている製品もあります。

試乗できる場所は?

キックボードの購入において、実際に試乗して乗り心地や操作性を確認することは非常に重要です。先ほどご紹介したマイクロスクーターお台場アクアシティでは、大人用のキックスクーターやキックボードを実際に試乗して購入できます。

また、電動キックボード専門店「SWALLOW公式ストア」では、本店と新宿で試乗会を定期的に開催しています。このような専門店では、お客様のニーズに合った商品を乗り比べて体感できるように、スタッフの方が丁寧に案内してくれます。

試乗は事前にLINE公式アカウントなどから予約が必要な場合が多いですので、訪れる前に確認することをおすすめします。オートバックスグループの一部店舗でも電動キックボードなどの試乗が可能ですが、試乗できる車種は店舗によって異なりますので、事前に問い合わせてみてください。

試乗時の注意点

試乗時には、運転に必要な免許証を持参してください。また、安全のため、半袖、半ズボン、サンダルといった試乗に適さない服装は避けるように指示されることがあります。初心者の場合は、敷地内での練習のみに限定されるケースもありますので、指示に従うようにしましょう。

大人用キックボードを選ぶポイントと公道利用の注意点

  • 失敗しない大人用キックボードの選び方
  • 大人用キックボードの価格相場
  • 通勤に使うなら?
  • 大人用キックボードのおすすめメーカー
  • 公道利用のルールと注意点
  • まとめ:大人用キックボードの購入場所と選び方のポイント

失敗しない大人用キックボードの選び方

大人用キックボードを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することで、より満足度の高い一台を見つけられます。

タイヤの大きさは、安定性と走行性能に大きく影響します。8インチ(200mm程度)以上のタイヤは、多少の凹凸がある路面でも滑らかに走行でき、安定感があります。一般的には大人向けでは5~6インチのものも人気ですが、通勤などで快適さを求めるなら大型ホイールがおすすめです。

タイヤの種類にも注目してください。ハードタイヤは地面の凹凸が伝わりやすいですが、機敏な走行が可能です。一方でエアタイヤは衝撃が少なく快適な乗り心地で、走破性が高いため、通勤などの移動手段には特におすすめいたします。

タイヤの種類 特徴 向いている用途
ハードタイヤ 地面の凹凸が伝わりやすいですが、力を伝えやすく機敏な走行が可能です。 短距離移動やスムーズな路面での使用におすすめです。
エアタイヤ 衝撃吸収性に優れ、快適な乗り心地を提供します。走破性も高く、通勤や長距離移動に適しています。 通勤、通学、長距離移動など、快適さを重視したい場合におすすめです。

ブレーキは、安全性を確保する上で最も重要な要素の一つです。ハンドルブレーキフットブレーキがあり、両方を搭載したモデルは制動力が高く、緊急時にも安心して停止できます。購入前には必ずブレーキの効き具合を確認しましょう。

折りたたみ機能とコンパクトさは、持ち運びや収納の利便性を高めます。短時間で簡単に畳める機構や、折りたたんだ際にコンパクトになるか、持ち手が付いているかなどを確認すると良いでしょう。電車やバスに持ち込む場合は、周囲への配慮も必要ですので、なるべく軽量でコンパクトなモデルが望ましいです。

耐荷重も重要な確認ポイントです。安全に乗るためにも、ご自身の体重に余裕を持たせた製品を選んでください。大人用キックボードの多くは90~100kg程度の耐荷重ですが、重い荷物を運ぶ場合や体格の良い方は100kg以上の製品を検討することをおすすめいたします。

ハンドルの高さ調整機能は、ご自身の身長に合わせて細かく調節できる4段階以上の調節機能があるモデルがおすすめです。無段階調節に対応したモデルもありますので、よりフィットする高さに設定できるものを選ぶと良いでしょう。

デッキの広さは、走行中の安定性や快適性に関わります。広めのデッキであれば、両足を乗せたときに姿勢が崩れにくく、バランスが取りやすいというメリットがあります。また、低いボードは蹴りやすい一方で、地面の凹凸に引っかかる可能性も考慮しておく必要があります。

車体重量は、5kg以上が安定した走行性能を求める目安ですが、重すぎると持ち運びが大変になりますので、ご自身の用途に合わせてバランスの取れた製品を選びましょう。最後に、デザインも大切な要素です。通勤や通学でも使いやすい、落ち着いたおしゃれなデザインを選ぶと、より愛着を持って長く使用できるでしょう。

大人用キックボードの価格相場

大人用キックボードの価格は、足漕ぎ式か電動式か、また性能やブランドによって大きく異なります。

足漕ぎ式キックボードの価格は、一般的に1〜3万円程度と手ごろです。楽天市場では、折りたたみ式8インチタイヤの大人用キックボードが7,480円から販売されているなど、比較的手軽に購入できるモデルも多くあります。Amazonでも、S.Darwinの大人用キックボードが14,380円で販売されている例が見られます。

一方、電動キックボードの価格帯は幅広く、約10,000円から50,000円程度のモデルもありますが、特に特定小型原動機付自転車として公道走行が可能な製品は、79,800円からが相場となっています。バッテリー性能やモーター出力、耐久性などが価格に反映される傾向にありますので、ご自身の予算と必要な機能を考慮して選びましょう。

通勤に使うなら?

大人用キックボードを通勤に利用することは、多くのメリットがあります。駅までの短距離移動や、会社周辺での移動手段として非常に便利です。軽量で折りたたみ可能なモデルが多いため、電車やバスへの持ち込みも比較的容易です。電動式キックボードであれば、ある程度の距離も楽に移動でき、通勤時間を快適に過ごせます。

通勤に利用する場合、安定してスムーズかつ静かに走行できる商品を選ぶことが大切です。また、オフィスや自宅での保管を考えると、コンパクトに収納できるモデルがおすすめです。最近では、おしゃれで落ち着いたデザインの大人向けキックボードも増えており、ビジネスシーンでも使いやすいものが選べます。

電動キックボードは、ガソリン代や駐車スペースの心配が不要なため、維持費が安く抑えられるというメリットもございます。自宅の玄関などで手軽に保管できるため、通勤手段として活用する人が増加している傾向にあります。購入する際は、バッテリーをフル充電した場合の走行可能距離を確認し、ご自身の通勤距離に問題がないか把握しておくことが重要です。

大人用キックボードのおすすめメーカー

大人用キックボードを取り扱うメーカーは多岐にわたりますが、ここでは特におすすめのブランドをいくつかご紹介します。

  • JD Razor (JD JAPAN): 日本国内のメーカーで、信頼性が高く、購入しやすい価格帯でコスパが良いとされています。LEDライトや前輪用ハンドブレーキを搭載したモデルもあり、機能性も優れています。
  • FRENZY (フレンジー): 海外メーカーですが、デザイン性を重視する方におすすめです。マットな質感と美しいデザインが特徴で、軽量でありながらハンドブレーキとフットブレーキのデュアルブレーキシステムを採用したモデルもございます。
  • OXELO (オクセロ): トイザらスなどで取り扱っており、約7,000円から15,000円程度で購入できる手軽さが魅力です。Commute 900やTOWN 7 XLなどのモデルがあります。
  • マイクロスクーター (microscooter): スイスで創業したプレミアムブランドで、高品質な大人用キックボードを求める方におすすめです。
  • GRAPHIS (グラフィス): 折りたたみ式でスタンド付き、3段階の高さ調節、フットブレーキ付きの多機能なキックボードを展開しています。8インチのビッグタイヤで安定性が高いモデルが多く見られます。
  • S.Darwin: 国内ブランドで、PL保険付き、Wサスペンション、ディスクブレーキ搭載の高性能モデルを提供しています。

これらのメーカーは、それぞれ異なる特徴を持っていますので、ご自身の用途やこだわりに合わせて比較検討してみてください。

公道利用のルールと注意点

キックボードの公道利用には、足漕ぎ式と電動式で大きく異なるルールがあります。これらのルールを理解し、安全に利用することが大切です。

まず、電動ではない一般的な足漕ぎ式キックボードは、道路交通法上「遊具」に分類されます。そのため、原則として公道を走ることはできません。交通量の多い道路での使用は禁止されており、違反すると最大5万円以下の罰金が科される可能性があります。警察庁も2021年に「原動機を有しないキックボードの利用者は道交法上の歩行者であり、軽車両には該当しない」と公式見解を示しています。(参照: 警察庁HP

次に、電動キックボードについてです。2023年7月の道路交通法改正により、一定の基準を満たすものは「特定小型原動機付自転車」として新たな交通ルールが適用されています。この特定小型原動機付自転車に分類される電動キックボードは、16歳以上であれば運転免許がなくても運転できます。

特定小型原動機付自転車は、保安基準(最高速度表示灯、尾灯など)を満たす必要があります。また、歩道モード(時速6km/緑色に点滅)に切り替えれば歩道も通行可能です。しかし、原則として車道の左側端に寄って通行し、右側は通行できません。自転車道や普通自転車専用通行帯は通行できます。

電動キックボード利用時の注意点

ヘルメットの着用は法律で義務づけられていませんが、重大な事故を防ぐためにも強く推奨されています。また、交通違反を繰り返した場合には、罰金や講習の受講が義務付けられます。16歳未満の運転は罰則の対象となりますので、絶対にやめましょう。

まとめ:大人用キックボードの購入場所と選び方のポイント

  • 大人用キックボードは、ドン・キホーテやスポーツデポなどの実店舗で購入できる
  • 楽天市場やAmazonといった通販サイトでも豊富な選択肢から選べる
  • マイクロスクーターやSWALLOW公式ストアのような専門店では試乗も可能
  • 電動キックボードは家電量販店や専門通販サイトで手に入る
  • 電動キックボード購入時は、ナンバープレートと自賠責保険の加入が必須である
  • 試乗は購入前に乗り心地を確認する重要なステップである
  • キックボード選びでは、タイヤの大きさや種類、ブレーキ性能が重要である
  • 折りたたみ機能や耐荷重、ハンドルの高さ調整も確認するべきポイントである
  • 足漕ぎ式キックボードの価格相場は1〜3万円程度である
  • 公道走行可能な電動キックボードは79,800円からが目安である
  • 通勤利用を考えるなら、安定性、走行距離、収納性を重視すると良い
  • JD Razorやマイクロスクーターなどが大人用キックボードの人気メーカーである
  • 足漕ぎ式キックボードは道路交通法上「遊具」のため公道走行はできない
  • 電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」として16歳以上なら免許不要で運転できる
  • 電動キックボードは保安基準を満たし、ヘルメット着用は推奨されている