ドアポストを100均で塞ぐ!防犯と隙間風対策のDIY術
ドアポストを100均で塞ぐ!防犯と隙間風対策のDIY術
玄関のドアポストから、冷たい隙間風が入ってきたり、郵便物が盗まれないか心配になったりすることはありませんか。また、外部からの視線が気になる方もいらっしゃるでしょう。このようなドアポストのお悩みは、実は100円ショップのアイテムで手軽に解決できるかもしれません。
この記事では、ドアポストを100均で塞ぐ方法に焦点を当て、具体的なDIY術から、防犯や防寒、さらには虫対策まで、幅広い側面から詳しく解説いたします。賃貸物件にお住まいの方でも安心して実践できるアイデアもご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
この記事を読むことで、以下のメリットが得られます。
- 防犯・プライバシーが向上します
- 隙間風や虫の侵入を防げます
- 冷暖房効率が上がり節約につながります
- 賃貸物件でも原状回復可能で安心です
ドアポストを塞ぐメリットと注意点
- ドアポストを塞ぐメリットとは?防犯・プライバシー保護
- 隙間風や冷気の侵入をブロック
- 不快な虫対策にも効果的
- 防音対策にもつながる
- ドアポストを塞ぐ際の注意点【賃貸物件向け】
ドアポストを塞ぐメリットとは?防犯・プライバシー保護
ドアポストを塞ぐことで、まず得られる大きなメリットは防犯性の向上とプライバシーの保護です。郵便受けが単なる穴のタイプだと、外部から室内の様子を覗き見られるリスクがあります。これは非常に不快な状況ですし、場合によっては空き巣などの犯罪に繋がる可能性も否定できません。
特に、ドアの内側の鍵(サムターン)を外から工具で操作されてしまう「サムターン回し」と呼ばれる手口への対策としても、ドアポストを塞ぐことは有効とされています。外からの視線を物理的に遮断することで、覗き見や不正侵入のリスクを大幅に減らせるでしょう。
「覗き見される心配がなくなるだけでも、家にいる時の安心感が大きく変わりますね。」
隙間風や冷気の侵入をブロック
ドアポストは、玄関ドアに開いている穴ですから、外部と室内を直接つなぐ経路となります。このため、冬場には冷たい隙間風が容赦なく吹き込み、夏場にはエアコンの冷気が逃げてしまう原因になりがちです。これにより、室温が安定せず、暖房費や冷房費が余計にかかってしまうこともあります。
しかし、ドアポストをしっかりと塞ぐことで、これらの隙間風や冷気の侵入を防ぎ、室内の温度を快適に保つことができます。結果として、冷暖房の効率が向上し、電気代の節約にも繋がるでしょう。特に断熱性の高い素材で塞ぐと、その効果をより実感していただけます。
不快な虫対策にも効果的
ドアポストの隙間は、小さな虫にとって格好の侵入経路となることがあります。特に夏場や梅雨の時期には、蚊や小さな羽虫、時にはゴキブリなどがポストの隙間から侵入してくるケースも少なくありません。このような状況は、衛生面はもちろんのこと、精神的な不快感も大きいものです。
前述の通り、ドアポストを塞ぐことは、これらの不快な虫の侵入を物理的に防ぐ効果があります。防虫シートを併用したり、目の細かい網を設置したりするのも良い方法ですが、根本的に穴を塞ぐことで、より高い虫対策効果が期待できるでしょう。
防音対策にもつながる
ドアポストは空気の通り道であると同時に、音の通り道でもあります。そのため、外の騒音が室内に入り込んだり、反対に室内の生活音が外に漏れてしまったりする原因となることがあるのです。特に集合住宅にお住まいの場合、隣接する住民への配慮や、自身のプライバシー保護の観点からも、防音対策は重要になってきます。
厚手の素材や断熱性のある素材を使ってドアポストを塞ぐことで、外部からの騒音侵入を軽減し、室内の音が外に漏れるのを抑える効果が期待できます。静かで快適な住環境を整えるための一歩となるでしょう。
ドアポストを塞ぐ際の注意点【賃貸物件向け】
ドアポストを塞ぐことには多くのメリットがありますが、特に賃貸物件にお住まいの場合には注意が必要です。賃貸物件では「原状回復義務」があるため、退去時に物件を借りた時の状態に戻す必要があります。そのため、ドアや壁に傷や跡が残るような方法で塞いでしまうと、修繕費用を請求される可能性が出てきます。
注意点: 賃貸物件でのDIY
- 原状回復が可能な方法を選ぶことが非常に重要です。
- 両面テープを使用する際は、剥がせるタイプや、マスキングテープを下地に貼ってから使用するなど工夫しましょう。
- 強力な接着剤や釘、ビスの使用は避けましょう。
- 事前に管理会社や大家さんに確認を取ることを強くお勧めします。参照:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
マグネットシートや、養生テープを下地に貼ってから固定する方法など、賃貸でも安心して使える対策を後述しますので、参考にしてください。
100均でできるドアポストDIY術
- ダイソー・セリアで揃うおすすめアイテム
- マグネットシートを活用した塞ぎ方
- カラーボードでしっかり目隠し
- テープや布カバーで手軽にDIY
- ドアポストが不要な場合の総合的な対策
- 【まとめ】ドアポストを100均で塞ぐポイント
ダイソー・セリアで揃うおすすめアイテム
「ドアポスト 塞ぐ 100均」と検索している皆さんは、手軽さとコストパフォーマンスを重視されているのではないでしょうか。実際、ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップには、ドアポストを塞ぐためのDIY材料が豊富に揃っています。専用のドアポストカバーそのものは見つかりにくいかもしれませんが、様々なアイテムを組み合わせることで、目的に合ったカバーを自作することが可能です。
100均で手に入るDIY材料の例
- カラーボード(スチレンボード): 覗き見防止や断熱材として。
- マグネットシート: 金属製ドアへの固定に便利。
- 各種テープ(養生テープ、マスキングテープ、防風テープなど): 隙間対策や固定に。
- 厚手の布やフェルト: プライバシー保護や防音に。
- 発泡スチロールシート: 軽量で加工しやすく、断熱効果も期待できます。
- リメイクシート: 見た目を良くするために。
これらのアイテムを上手に活用すれば、費用を抑えつつ、ご自宅のドアポストにぴったりの対策ができます。各アイテムの特徴を理解し、ご自身の目的に合わせて選びましょう。
マグネットシートを活用した塞ぎ方
金属製のドアポストには、マグネットシートを活用した塞ぎ方が非常におすすめです。この方法は、工具が不要で、ドアや壁を傷つける心配がありません。そのため、賃貸物件にお住まいの方でも安心して取り組むことができます。
具体的な手順としては、まずドアポストのサイズを正確に測ります。次に、100均で手に入るマグネットシートをそのサイズに合わせてカットします。マグネットシートを複数枚重ねたり、裏にカラーボードなどを貼り合わせたりして厚みを出すと、より断熱性や防音性が高まるでしょう。あとは、ドアポストの内側または外側からマグネットシートをピタッと貼るだけで完了です。郵便物を取り出す際や、一時的にドアポストを使いたい時にも、簡単に取り外しが可能です。
カラーボードでしっかり目隠し
ダイソーなどで手に入るカラーボード(スチレンボード)は、ドアポストをしっかりと塞ぎたい場合に非常に優れた選択肢です。軽くて加工しやすいため、DIY初心者の方でも簡単に扱えます。カラーボードを使うメリットは、覗き見防止はもちろんのこと、断熱性があり、冷気や熱気の侵入を防ぐ効果も期待できる点です。
作成方法は、まずドアポストの開口部のサイズを測り、それに合わせてカラーボードをカッターやハサミでカットします。次に、カットしたボードをドアポストの内側に両面テープで固定します。両面テープは、賃貸物件の場合は剥がせるタイプを選ぶか、マスキングテープを下地に貼ってから固定すると良いでしょう。ボードの色や柄を選んだり、リメイクシートを貼ったりすることで、お部屋の雰囲気に合わせた目隠しができます。厚さ5mm程度のものが扱いやすく、強度も十分です。
テープや布カバーで手軽にDIY
「ドアポスト 塞ぐ 100均」のDIYの中でも、特に手軽に試せるのがテープや布カバーを使った方法です。これらのアイテムは、すぐに実践でき、費用も非常に安価に抑えられます。
まず、テープを使う場合、防風テープやアルミテープをドアポストの隙間に沿って貼ることで、隙間風対策や虫対策になります。養生テープやマスキングテープは、剥がした跡が残りにくいため、賃貸物件での一時的な対策として適しています。テープを貼る際は、貼り付ける面をしっかりと拭き、隙間なく貼るように心がけてください。
次に、布カバーを使う方法です。厚手の布やカーテン生地を100均で購入し、ドアポストのサイズよりも少し大きめにカットします。これを両面テープでドアポストの周りに貼り付けるだけで、手軽な目隠しになります。不透明な布を選べば、プライバシー保護に非常に効果的ですし、長めに作れば隙間からの冷気も防ぎやすくなります。洗濯可能な素材を選べば、清潔に繰り返し使えるのもメリットです。
ドアポストが不要な場合の総合的な対策
玄関ドアに直接郵便受けがついており、受け箱がない「穴だけ」のタイプの場合、覗き見や工具による開錠のリスクが高まります。もしドアポストが完全に不要であれば、塞ぐだけでなく、郵便物の受け取り方法自体を見直すことも検討すべきです。
ドアポストが不要な場合の対策
- 外付けポストの設置: ドアポストを塞いだ後、玄関先や門柱に別途郵便ポストを設置します。デザイン性の高いものも多く、おしゃれな外観にもできます。
- 宅配ボックスの利用: 郵便物だけでなく、宅配便も受け取れる宅配ボックスは、共働き世帯や留守が多い家庭に便利です。簡易的なものは100均でも手に入りますが、しっかりしたものは専門店で選びましょう。
- 転送サービスの利用: 日本郵便の転居・転送サービスを利用して、実家や別の住所に郵便物を転送してもらう方法もあります。
これらの対策を組み合わせることで、郵便物の盗難防止やプライバシー保護をさらに強化し、より安心して暮らすことができるでしょう。特に郵便物盗難防止は重要な防犯対策の一つです。
【まとめ】ドアポストを100均で塞ぐポイント
ここまで、ドアポストを100均アイテムで塞ぐ様々な方法とそのメリット、注意点について解説してまいりました。最後に、ドアポストを100均で塞ぐ際の重要なポイントを簡潔にまとめます。
- ドアポストを塞ぐことで防犯、プライバシー保護、隙間風対策、虫対策、防音効果が期待できます
- 賃貸物件では原状回復可能なマグネットシートや剥がせるテープを使う方法がおすすめです
- 作業時間は10〜15分程度で、DIY初心者でも簡単にできます
- ダイソーやセリアではカラーボード、マグネットシート、各種テープ、布などが手に入ります
- カラーボードは断熱性があり、覗き見防止に効果的です
- マグネットシートは金属製ドアとの相性が良く、取り外しが簡単です
- テープは手軽に隙間風や虫の侵入を防ぎますが、強力な防犯には不向きな場合があります
- 布カバーはプライバシー保護と手軽な隙間対策になります
- ドアポストを完全に塞ぐ場合は、外付けポストや宅配ボックスの検討も必要です
- 郵便物盗難防止には塞ぐ対策が有効ですが、受け取り方法の変更も視野に入れましょう
- 虫対策には防虫シートや細かい網の併用も効果的です
- サムターン回し対策としては、塞ぐだけでなくポストロックなどの設置も有効とされています
- DIYの際は、まずドアポストのサイズを正確に測りましょう
- 貼り付ける面をきれいに拭き取ることで、よりしっかり固定できます
- 必要に応じてリメイクシートなどで見た目を整えることもできます
- ご自身のライフスタイルや物件の条件に合わせて最適な方法を選びましょう