【プロが厳選】備蓄米をもち米みたいに美味しく！選び方＆炊き方

この記事を読めば、こんなメリットがありますよ！

• 「もち米みたい」な食感が楽しめる備蓄米が見つかる
• 備蓄米の古米臭やパサつきを抑え、驚くほど美味しく炊けるようになる
• 日常的に消費しながら備蓄を回す「ローリングストック」が楽しくなる
• 災害時でも、美味しく食べ慣れたお米で安心感を得られる
• もちもち備蓄米を活用した、簡単アレンジレシピのヒントが得られる

なぜ備蓄米は「もち米みたい」ではないのか？基本を知る

まずは、「備蓄米は美味しくない」というイメージがどこから来るのか、その基本的な事実から探っていきましょう。

備蓄米の基本的な役割と課題

ご存じの通り、備蓄米は凶作や天災による米不足に備えて、国が買い上げて保管している国産米のことです。（参照: 農林水産省）

一般的に、備蓄米は約5年の保管期間を経て新しい米と入れ替わります。この「長期保管」が、私たちが抱く「美味しくなさそう」というイメージの大きな要因となっているのです。古いお米だからこそ、新米と同じような感覚で扱うと、どうしても風味や食感の差を感じてしまいます。

お米の「もちもち」食感の秘密はアミロース？

お米の食感、特に「もちもち」感の鍵を握るのは、でんぷんの主成分であるアミロースとアミロペクチンの割合です。

従来の備蓄米が美味しくないと感じる理由

五ツ星お米マイスターやごはんソムリエの方々の見解からも、備蓄米が「まずい」と言われがちな主な理由はいくつかあります。

しかし、これらは工夫次第で十分に改善できる課題だと、プロのアイテムハンターHoiHoiは断言します！

【プロが厳選】「もち米みたい」な備蓄米の選び方

では、具体的にどんなお米を選べば、理想の「もち米みたいな備蓄米」に出会えるのでしょうか？選ぶべきは「低アミロース米」です！

「もち米みたい」な低アミロース米とは

「低アミロース米」とは、通常のお米（うるち米）よりもアミロースの含有量が少ない品種のことです。アミロースが3～17%程度と低いため、もち米とうるち米の中間のような特性を持ちます。

これこそ、まさに非常時でも日常使いでも嬉しい、備蓄に最適な要素が詰まっていますね！

プロが推す！粘り強いおすすめ品種

HoiHoiが自信を持っておすすめする、「もち米みたい」な食感が楽しめる低アミロース米の品種はこちらです。

• ミルキークイーン（全国）: 低アミロース米の代表格。非常に粘りが強く、冷めてももちもち感が持続します。お弁当やおにぎりにも最適です。
• ゆめぴりか（北海道）: 北海道が誇る最高級ブランド米。豊かな甘みと強い粘り、そして柔らかさが特徴で、ご飯そのものの美味しさを堪能できます。
• おぼろづき（北海道）: ゆめぴりかと同じく北海道生まれ。粘りが強く、もちもちとした食感が魅力です。
• ふっくりんこ（北海道）: 名前の通りふっくらと炊き上がり、適度な粘りと甘みが特徴です。
• 新之助（新潟県）: 大粒でつやがあり、豊かな甘みとコク、そして弾力のあるもちもちとした食感が楽しめます。

【注意】5年保存できる「ゆめぴりか」を狙え！

備蓄米を選ぶ上で重要なのは、やはり「保存期間」です。

ご紹介した品種の中でも、特に「ゆめぴりか」は5年保存可能な備蓄米として販売されているものがあります。これはアイテムハンターとして見逃せません！メーカー公式サイトなどで「長期保存可能」と明記されているものを選ぶようにしましょう。

備蓄米を「もち米みたい」に炊く！究極の裏ワザ

次に、せっかく手に入れた「もち米みたい」な備蓄米を、さらに美味しく炊き上げるための具体的な方法をご紹介します。古米だからと諦めるのはまだ早いです！

洗米・浸水は丁寧に！古米ならではのコツ

古米は新米と比べて水分量が少ないため、炊き方に工夫が必要です。ここが美味しくなるかの分かれ道！

• 最初の水はすぐに捨てる: 米ぬか臭を吸着させないよう、さっと洗い流すのがポイントです。
• 優しく研ぐ: ゴシゴシと力を入れすぎず、米粒を傷つけないように優しく研ぎましょう。
• 長めの浸水時間: 新米よりも長めに30分～1時間以上浸水させることで、米粒の芯までしっかり吸水させます。これがパサつきを防ぎ、ふっくら炊き上げる秘訣です。

水加減とプラスαで食感アップ！

水加減を調整するだけでも、仕上がりが大きく変わります。

• 水加減は多めに: 通常より1～2割程度多めに、または炊飯器の目盛りより半カップほど多く入れると、もちもち感が増します。
• 調味料で風味を補う: 米1合に対し、料理酒やみりんを小さじ1程度加えることで、古米臭を軽減し、甘みやツヤが出てふっくらと炊き上がります。

氷と油でまるで新米の輝き？

私のゲーマー魂を揺さぶる、ちょっとした裏ワザもご紹介しましょう！

• 氷を入れて炊く: 炊飯時に水1合に対し氷を3～4個入れると、水の温度がゆっくり上がることでデンプンの糖化が促進され、甘みやもちもち感がアップします。さらに、古米臭も抑制される効果も期待できるんです。ごはんソムリエの方も推奨するテクニックですよ。（参照: ごはんソムリエ協会）
• 油を加える: 米1合に対し、食用油小さじ1/4ほどを加えることで、米粒がコーティングされ、パサつきが抑えられツヤともちもち感が増します。ただし、

  炊飯器の故障につながる可能性もあるため、入れすぎには注意してください。

炊飯器任せにしない！重要な蒸らしのひと手間

炊き上がったからといってすぐに蓋を開けてしまうのはもったいない！

炊飯器のスイッチが切れても、10分ほど蓋を開けずに蒸らすことで、米粒全体に水分が均等に行き渡り、よりふっくらと、粒立ちの良いご飯に仕上がります。このひと手間が、美味しさをさらに引き出す秘訣です。

日常使いで災害に備える！ローリングストック活用術

「備蓄米を美味しく」という目標は、ローリングストックを実践する上で非常に重要です。美味しくなければ続きませんからね！

ローリングストックの基本をマスターしよう

ローリングストックとは、普段使う食料品を少し多めに買い置きし、賞味期限の古いものから消費、消費した分を買い足していくことで、常に一定量の備蓄を保つ方法です。

2025年度の調査では、食品備蓄において「主に日常で使用し、災害時にも使えるものを備えている」と答えた方が約6割に上り、ローリングストックの実践率は64.8%と過去最高を記録しています。これは、多くの方が日常と非常時の境をなくして備えようとしている証拠ですね。

無洗米が備蓄におすすめの理由

ローリングストックを実践するなら、「無洗米」もおすすめです。

• 洗い物が簡単: 研ぐ手間が省けるため、普段使いはもちろん、忙しい時や水の確保が難しい災害時にも非常に役立ちます。
• 水が貴重な災害時に最適: 研ぎ汁が出ないため、節水にもつながります。

最近では、低アミロース米の無洗米も増えていますので、ぜひチェックしてみてください。まさにアイテムハンター垂涎の逸品ですね！

「もち米みたい」な備蓄米のアレンジレシピ

万が一、それでも備蓄米の風味が気になるときは、アレンジレシピで美味しくいただきましょう。もともとパサつきがちな古米も、工夫次第で絶品料理に変わります！

• チャーハン: パラパラとした食感が活かされ、古米のにおいも気になりません。
• リゾットや雑炊: 汁気の多い料理は、お米に水分と旨味が染み込み、美味しくいただけます。
• 炊き込みご飯やピラフ: 具材や調味料で味付けすることで、古米特有のにおいを隠し、風味豊かに仕上がります。
• おこわ風ご飯: もち米を少量（うるち米3合に対し大さじ3程度）混ぜて炊くと、もちもち感が増し、おこわのような食感になります。切り餅を細かく切って一緒に炊くのも裏ワザですよ！
• こんにゃく米と混ぜる: こんにゃく米を混ぜると、ヘルシーでツヤのある炊き上がりになります。

まとめ

この記事の要点

• 従来の備蓄米の「美味しくない」「固い」というイメージは、選び方と炊き方で変えられる
• お米のもちもち感はアミロースの含有量で決まる
• 「低アミロース米」は粘りが強く、もちもち食感で冷めても美味しい
• 特におすすめの品種はミルキークイーン、ゆめぴりか、新之助など
• 5年保存可能な「ゆめぴりか」は長期備蓄に最適
• 備蓄米は新米より長めの浸水時間（30分〜1時間以上）が必要
• 炊飯時の水加減は通常より1〜2割多めにする
• 料理酒やみりんを少量加えると古米臭が軽減され甘みが増す
• 氷と油の裏ワザで甘み、もちもち感、ツヤがアップする
• 炊き上がり後10分間の蒸らしで水分が均等に行き渡る
• ローリングストックは普段使いの美味しい備蓄米で無理なく実践する
• 無洗米は手間いらずで節水にもなり災害時におすすめ
• チャーハン、リゾット、炊き込みご飯などでアレンジするとさらに美味しくなる

「備蓄米 もち米みたい」に関するよくある質問（FAQ）

Q1: 備蓄米が美味しくないって本当ですか？

A: 一概に「美味しくない」とは言えません。長期保管による古米臭や水分量の減少はありますが、これは品種選びや炊き方を工夫することで十分に美味しく食べられるようになります。心理的な先入観も影響するため、まずは試してみて、自分に合った美味しい備蓄米を見つけるのがおすすめです。

Q2: もちもちする備蓄米はどれを選べばいいですか？

A: 「低アミロース米」と呼ばれる品種を選ぶのがおすすめです。具体的には「ミルキークイーン」「ゆめぴりか」「新之助」「ふっくりんこ」などが粘りが強く、もちもちとした食感を楽しめます。特に5年保存可能な「ゆめぴりか」は、防災と美味しさを両立できるのでアイテムハンターHoiHoiも太鼓判です。

Q3: 古くなった備蓄米でも美味しく炊けますか？

A: はい、美味しく炊くことは可能です。ポイントは、長めの浸水時間（30分～1時間以上）と、水加減を通常より1～2割程度多めにすることです。さらに、料理酒やみりんを少量加えたり、炊飯時に氷を入れたりすると、古米臭が抑えられ、甘みやもちもち感がアップしますよ。

Q4: ローリングストックで備蓄米を消費する良い方法はありますか？

A: 日常的に美味しい備蓄米を食べる習慣をつけることが大切です。例えば、ご紹介した美味しい炊き方で普段のご飯として消費し、減った分を買い足していくのが基本です。チャーハンや炊き込みご飯、リゾットなど、アレンジレシピで飽きずに楽しむのも良い方法ですね。無洗米を選べば、洗い物の手間も省けてさらに継続しやすくなります。