生わさびはスーパーで買える？選び方・保存法まで徹底解説

お刺身やそばをより一層美味しくする生わさびは、風味豊かで格別な味わいがありますね。しかし、「生わさびどこで買えるスーパーで手に入るのだろうか」「どんな種類を選べば良いのか」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。スーパーで生わさびを見つけるのは意外と難しいと感じるかもしれません。

この記事では、スーパーでの生わさびの購入先から、新鮮な生わさびの選び方、正しい保存方法まで、生わさびに関するあらゆる疑問を解消することを目指しています。ぜひ最後までお読みいただき、日々の食卓を豊かにするためにお役立てください。

この記事を読むことで、以下のメリットが得られます。

生わさびがスーパーで買える場所が分かります
新鮮な生わさびの選び方が理解できます
生わさびの正しい保存法を習得できます
生わさびとチューブわさびの違いが明確になります

生わさびをスーパーで手に入れる！購入先の見極め方

生わさびはスーパーで買える？種類と購入のポイント
イオン・西友・ライフなどの大手スーパーでの取り扱い
業務スーパーでの生わさびの探し方と注意点
成城石井での購入と商品情報
スーパーでの生わさびの値段と相場

生わさびはスーパーで買える？種類と購入のポイント

一般的に、スーパーで手に入る生わさびは、「すりおろしタイプ」が中心です。残念ながら、根茎がそのままの「根付きの生わさび」は、ほとんどのスーパーでは見かける機会が少ないでしょう。主に鮮魚コーナーや薬味コーナーなどで、パウチやカップに入った状態でおろし生わさびが販売されています。

このように言うと、本当に求めている生わさびとは違うと感じるかもしれません。しかし、これらのおろし生わさびでも、チューブタイプとは異なる風味を楽しめますので、一度試してみる価値は十分にあります。

イオン・西友・ライフなどの大手スーパーでの取り扱い

大手スーパーでは、チューブではないパウチやカップに入ったおろし生わさびが販売されていることがあります。例えば、イオンや西友、ライフなどの大型スーパーが挙げられます。

ポイント：大手スーパーでの購入

イオンや西友、ライフなどの大型スーパーでは、パウチやカップ入りの「おろし生わさび」が見つかることがあります。
イオン北海道のネットスーパーやGreen Beans by AEONでは、トップバリュブランドの「おろし生わさび」や「国産本わさび」が取り扱われています。
ハウス食品の「おろし生わさび」なども、イオンネットスーパーで手軽に購入できます。

これらの商品は、手軽に生わさびの風味を楽しみたい方に特におすすめです。実際に足を運ぶ前に、各スーパーのネットスーパーで取り扱い状況を確認してみるのも良い方法です。

業務スーパーでの生わさびの探し方と注意点

業務スーパーでも「生わさび」という商品が販売されているという情報があります。しかし、具体的な取り扱い状況は店舗によって異なる可能性がありますので、注意が必要です。

私であれば、業務スーパーで生わさびを探す際には、以下のコーナーを重点的に確認します。

生鮮野菜のコーナー
香味野菜のコーナー
鮮魚のコーナー

もし店舗で見つからない場合は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインストアも代替の購入先として検討すると良いでしょう。オンラインであれば、より多様な種類の生わさびが見つかる可能性も高まります。

成城石井での購入と商品情報

成城石井では、エスビー食品の「本生生わさび 43g×10個」といった商品が販売されています。この商品は100%本わさびを使用しており、きめ細やかななめらかさ、清涼感のある風味、そして辛味が特徴です。

ただし、他の情報源では、カルディや成城石井では生わさびの取り扱いがないとされているケースもあります。このため、訪れる前に店舗に直接問い合わせるか、公式サイトで確認することをおすすめします。

注意点：店舗によって取り扱いが異なる可能性

成城石井でも店舗や時期によって商品のラインナップが変動することが考えられます。購入を検討される場合は、事前に店舗への確認が確実です。

スーパーでの生わさびの値段と相場

スーパーで販売されているパウチやカップに入ったおろし生わさびの価格は、一般的に100円〜300円程度です。これらは手軽に購入できる価格帯と言えるでしょう。

一方で、もし根茎の生わさびを探している場合は、専門の八百屋やデパート、オンラインストアが主な購入先となります。こちらの価格相場は、50g〜150gで500円〜2,000円程度と、加工品に比べて高価になる傾向があります。栽培環境や種類、産地によって価格は大きく変動しますので、ご自身の予算や用途に合わせて選ぶことが大切です。

生わさびを最大限に楽しむ！選び方から保存、活用術まで

鮮度の良い生わさびの選び方とコツ
生わさびの正しい保存方法（冷蔵・冷凍）
チューブわさびと生わさびの違いを徹底比較
生わさびの美味しいおろし方
知っておきたい生わさびの種類と特徴
生わさびの主な産地と風味の違い
まとめ：生わさびをスーパーで買う際のポイント

鮮度の良い生わさびの選び方とコツ

新鮮で美味しい生わさびを選ぶには、いくつかのコツがあります。これらの点に注目することで、より良い生わさびを見つけられるでしょう。

まず、手に持ったときにずっしりとした重みがあるものを選んでください。そして、根元から茎がついている上の方まで同じくらいの太さのものが良いとされています。これは、しっかりと成長している証拠です。

選び方のチェックポイント

重みと形: ずっしりとした重みがあり、全体的に太さが均一なものを選びましょう。
色: 鮮度が落ちると黄色っぽくなるため、鮮やかな緑色のものを選びます。茎の部分もしおれがなく、みずみずしいものが新鮮です。
肌の状態: 根茎が太いものがおすすめですが、小さくても味とは無関係です。肌が黒くてしぼんでいるものは避けましょう。
成長の証: 茎や花芽の脱落痕（いぼいぼや目と呼ばれるすじ）の間隔が狭く、きれいに螺旋状に並んでいるものは、成長速度がゆっくりで肉質が緻密な傾向にあります。

また、墨入り病に侵されたものは、すりおろすと全体が黒みを帯び、辛味も少なくなってしまいますので、表皮から深部にかけて黒く変色しているものは避けるようにしてください。

生わさびの正しい保存方法（冷蔵・冷凍）

せっかく購入した生わさびを長持ちさせるためには、適切な保存方法を知っておくことが大切です。特に冷蔵と冷凍では、保存期間や使い勝手が異なります。

生わさびの保存方法

冷蔵保存： 使い残った生わさびは、水気を拭き取り、乾いたキッチンペーパーなどで包んでラップで密封し、冷蔵庫で保存してください。この方法で2週間〜1ヶ月程度は鮮度を保てます。また、コップに水を入れてわさびを立てて冷蔵庫の野菜室で保管し、毎日水を換える方法も効果的です。
冷凍保存： すりおろしたわさびを長期保存したい場合は、ラップに薄く伸ばして冷凍すると良いでしょう。必要な分だけ折って使えるため便利で、1年程度は風味を損なわずに保存できることがあります。

これらの方法を試して、生わさびを無駄なく美味しく使い切りましょう。

チューブわさびと生わさびの違いを徹底比較

スーパーでよく見かけるチューブわさびと、今回ご紹介している生わさびには、一体どのような違いがあるのでしょうか。その違いを理解することで、用途に応じた使い分けが可能になります。

項目	チューブわさび（「生わさび」表記）	本わさび（根茎）
原料	主に西洋わさびを使用し、生のわさび原料をすりおろして加工	日本原産の本わさび（沢わさび、畑わさび）の根茎
風味	シャープな辛味が特徴（西洋わさびは本わさびの1.5倍程度の辛さ）	清涼感のある香り、奥深い辛味、甘み、粘り
価格	安価で手軽に購入可能（100円～300円程度）	比較的高価（500円～2,000円程度/50g～150g）
入手しやすさ	一般的なスーパーで容易に入手可能	専門の八百屋、デパート、オンラインストアが主
「本わさび」表記の意味	「本わさび使用」は本わさび配合50%以上、「本わさび入り」は50%未満が多い	天然の本わさびそのもの

例えば、エスビー食品の場合、「本生本わさび」は本わさび100%使用である一方、「おろし生わさび」は風味と使いやすさを重視したスタンダードなシリーズとされています。このように、同じ「生わさび」という言葉でも、製品によって原料や特徴が大きく異なるため、パッケージの表示をよく確認することが重要です。

生わさびの美味しいおろし方

生わさびの風味を最大限に引き出すためには、おろし方も非常に重要です。正しい方法で丁寧にすりおろすことで、より香りが高く、辛味も引き立つわさびを楽しめます。

まず、生わさびの皮をむかずに、茎だけをむしり取ります。
次に、タワシで生わさびの皮と汚れを軽くこすり洗いしてください。表面のゴツゴツした部分は、包丁で薄くそぎ落とすようにしましょう。茎側の部分を鉛筆を削るようにそぎ落とすのがコツです。
そして、鮫皮おろし（なければ目の細かいおろし金）に対して生わさびの茎側を垂直に当て、円を描くように力を抜きながらきめ細かくすりおろします。細かくおろすほど、辛味が増していきます。
すりおろした直後よりも、3分程度密閉した後に食べると、わさびの辛味成分が生成され、より美味しく感じられます。

生わさびは、すりおろす部分によって仕上がりが異なる点も面白い特徴です。茎側は鮮やかな緑色で香りが強く、根元は白に近い黄緑色で辛みが強く仕上がります。お好みに合わせて、おろし方や食べる部分を変えてみるのも良いでしょう。

知っておきたい生わさびの種類と特徴

一口に「わさび」と言っても、実はいくつかの種類があります。主なものとしては、「本わさび」と「西洋わさび（ホースラディッシュ）」の2種類が挙げられます。

本わさびは日本原産で、さらに栽培方法によって「沢わさび」と「畑わさび」に分けられます。沢わさびは清流で栽培され、根茎の緑色が濃く、辛み、香り、外観に優れており、主に生食用として高値で取引されています。

本わさびの中にも品種があり、例えば「真妻種（まづま）」は茎の色が紫色で、すりおろすと香り高く粘りがあり、辛さの中にほんのり甘みを感じるのが特徴です。栽培には約1年半から2年と時間がかかります。一方、「実生種（みしょう）」は茎の色が緑色で、みずみずしさと爽やかな辛味が特徴で、約1年で収穫できます。

対して西洋わさび（ホースラディッシュ）は、根をすりおろすと白く、粘りが少なくシャープな辛味が特徴です。本わさびの約1.5倍くらいの辛さがあると言われています。ローストビーフの付け合わせなどでよく使われるのは、この西洋わさびが多いです。

生わさびの主な産地と風味の違い

生わさびは、日本の特定の地域で盛んに栽培されています。主な産地を知ることで、その地域の気候や水が育む風味の違いも楽しめます。

日本の主な生わさび産地

静岡県: 水わさびの根茎生産量が日本一です。2018年には「静岡水わさびの伝統栽培」が世界農業遺産に認定されました。その品質の高さは世界的にも認められています。参照:農林水産省
長野県: 根茎と葉柄（茎）の生産量の合計が日本一です。北アルプスの伏流水を利用した水わさび栽培が盛んで、清らかな水が育んだ質の高いわさびが特徴です。
岩手県: 上記2県と合わせて、これら3県で全国生産の8割以上を占めています。
東京都（奥多摩）: 水わさびの生産量は全国3位を誇り、都心に近いながらも豊かな自然環境で栽培されています。

かつては島根県も「東の静岡、西の島根」と言われるほどのわさびの一大産地でした。日本以外でも、台湾、インドネシア、中国、ニュージーランド、オーストラリア、カナダなど、涼しい気候と清らかな水がある地域で栽培されています。

豆知識：わさびの健康効果

わさびには、抗菌作用や抗酸化作用がある成分が含まれているとされています。そのため、食品の鮮度保持にも役立ち、健康維持にも良い影響を与える可能性が示唆されています。参照:わさびの生理活性に関する研究

まとめ：生わさびをスーパーで買う際のポイント

ここまで、生わさびどこで買えるスーパーというテーマを中心に、様々な情報をお届けしました。最後に、生わさびをスーパーで探したり、購入したりする際の重要なポイントをまとめて確認しておきましょう。

スーパーで手に入る生わさびは「すりおろしタイプ」が中心である
イオン、西友、ライフなどの大手スーパーではパウチやカップ入りのおろし生わさびが販売されている
業務スーパーでも生わさびの情報があるが、店舗での在庫確認が推奨される
成城石井では本わさび100%使用の商品が見つかることもある
スーパーでのおろし生わさびの価格は100円〜300円程度が目安である
根茎の生わさびの相場は50g〜150gで500円〜2,000円程度で高価である
鮮度の良い生わさびは重みがあり、色が鮮やかな緑色で、茎がしおれていない
墨入り病のわさびは黒く変色し、辛味も落ちるため避けるべきである
使い残った生わさびは、水気を拭き取りラップで密封し冷蔵保存すると2週間〜1ヶ月程度もつ
すりおろしたわさびはラップに薄く伸ばして冷凍すると1年程度保存できる
チューブわさびの「生」は加工状態を指し、「本わさび」は原料に本わさびが含まれることを示す
生わさびは鮫皮おろしなどで円を描くようにきめ細かくすりおろすのが美味しいおろし方である
すりおろした後は3分程度密閉すると辛味が増す
わさびには日本原産の本わさびと、辛味が強い西洋わさびの2種類がある
日本の主な産地は静岡県、長野県、岩手県で、豊かな水資源に恵まれている